あとがき・・・のようなもの~闇猫 2009年08月03日 | あとがき・・・のようなもの 障子の向こうにぼんやりと行灯の光が見える。ゆらりゆらりと蠢く不気味な人影。そしてぴちゃぴちゃと微かな水音が聞こえてくる。そろりと障子を開け、中を覗きこんだ。そこには髪を振り乱し、耳まで口の裂けた恐ろしい形相の女がその長い舌で行灯の油を舐めているではないか。 女はふいに顔を上げ、ゆっくりと私の方を見た。そしてにやりと嗤う。 「み~た~な~」 ぎゃああああああああああああ! 子供の頃、テレ . . . 本文を読む