滋賀県・京都府とその周辺の山と滝

比良・鈴鹿山等の滋賀の山や京都北山を中心とした、山登り・滝巡りなどを写真で綴る個人記録帳です。

【比良の地図】40年間のあしあと

2016-05-21 16:48:36 | 比良の地図
ことしは比良山に初めて登ってからちょうど40年目。最初に登ったのは中学のワンダーフォーゲル部例会でのこと。比良駅からイン谷口までバスに乗らずに歩き、正面谷から金糞峠を経て八雲ヶ原へ。イブルキノコバルートで武奈ヶ岳を往復し、帰路は北比良峠からダケ道をたどって比良駅までの行程。当時はまだ砂防ダム建設工事中で青ガレ近くまでダンプカーが上がっていた。木が生えず丸裸だった金糞峠、しるくて靴がドロドロになった奥の深谷沿いの道、モウセンゴケが至る所に見られた八雲ヶ原周辺、クマザサが覆い茂っていた武奈ヶ岳までの道、と今とは随分様子が違っていた。
その後、何度か登るにつれ徐々に比良山の魅力の虜となり、高校を卒業するまで友人とよく通った。怖さ知らずの無謀とも言える貫井谷左俣を含めた沢登りもこの時期に行ったものだ。ビーチサンダルでの武奈登山、ギターを担いで登った八雲キャンプ、平から高島までの一日完全縦走など思い出も多い。高校卒業後20年以上はしばらく比良山から離れる時期もあったが、ここ10年近くは再び比良によく通っている。近年は人が多い一般ルートを避け、地図とにらめっこしながらの登山がマイブーム。
40年で比良の環境も大きく変わった。先に書いた金糞峠や八雲ヶ原、武奈ヶ岳の様子を含め、山野草の激減、広範囲でのクマザサの消滅、大雨によると思われる斜面崩壊や沢筋の荒廃などなど。シカが増えたことによると思われる影響も多い。ヤマビルなどほとんどいなかったが、近年その生息範囲が加速度的に広がっているのもそのひとつ。登山道の変化もある。正面谷を含む谷筋の道は随分とルートが変わった。三舞谷道、中井新道など廃道になったコースも多々ある。逆に以前に比べ登山者が人気コースに集中する傾向もうかがえる。
このような環境にマイナス要素の変化もあるものの、まだまだ美しい山域である事には間違いない。ほどよい広さで、稜線からの景色の良さ、滝や池などのビューポイントが点在、ブナ林などの植生も豊か、自宅から手軽に行ける距離にある事、これらがわたしには非常に魅力的な山域であることから、今後も比良は登り続けることだろう。



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