2001.08.19 福井の山／岩篭山

2001.08.19［市橋登山口～滝・堰堤～夕暮山分岐～岩篭山往復］with MIK
残暑厳しいこの夏だが、この山の登山コースは渓流を詰めていくのと、接近しつつある大きな台風11号の風で涼しいだろうとくくって、低山ながらこの岩篭山に登ることにした。登山口駐車場からしばらく行くとすぐに滝音が聞こえてき、その後も飽きることなく小滝の続く、期待通りの涼しく楽しい道だった。落差5ｍ以上の滝は7ツ。名称があっても不思議でない立派なものもあり、花崗岩の滑床も美しい。滝と堰堤群を過ぎ、谷を詰めるあたりからは苦しい登りになったが、程なく稜線に出た。ブナなどが茂る稜線をアップダウンすると高原状になり山頂へ。360度の大展望で北は敦賀湾敦賀市街地を俯瞰、南は余呉湖と琵琶湖、東は奥美濃の山々、西も丹波の山々が見事に見られた。カンカン照りではあるが、やはり台風の影響で風が強く気持ちが良かった。山頂直下のインデアン平原と呼ばれる草原には計ったように大きな花崗岩が配置されていて、周囲の深い緑の中にあって特異な存在ではあるが庭園を思わせる美しい景観だった。帰りは元来た道を、渓流を撮影しながらのんびりと引き返した。登山口近くまで下りてきた午後4時過ぎに、一人の登山者とすれ違ったが、今から登るにしては遅い時間という心配よりも、その人の服装が変わっていたのに驚いた。男性なのだが、チェックのミニスカート、ルーズソックス、すねは毛を剃っているのだろうか、女子高生のコスプレ姿なのだ。この時間に登るのも格好も不思議で、どう理解していいのか迷った。＜見かけた花／ホトトギス、ナツエビネ、ホタルブクロ、ヤマユリ、etc＞