1993.08.22[富士宮口五合目~浅間神社~剣が峰~久須志岳~成就岳~御殿場口七合目~砂走り~宝永火口~富士宮口五合目]
一度は登っておかなければならない山、富士。しかし退屈なだけのジグザグ道に草木はない。人も多いだろう。行くことをずっと躊躇っていたが、いずれ行くなら先に行っておこうと思いたち出発。白糸の滝、音止の滝に寄り、日が暮れるころ富士宮の新五合目に到着。霧雨が降っており展望はきかない。夕食を済ませすぐに車の中のシュラフに潜り込む。夜中大雨と雷鳴で幾度となく目が覚める。3時頃起きると雨はやみ夜空に星がまたたいている。既に多くの人が登り始めている。駐車場に入りきれない車も多いようだ。簡単な朝食後、懐中電灯で足下を照らしながら六合目七合目と順調にごぼう抜きで登る。七合目付近で夜明け。素晴らしい景色に涙が出る。刻々と変わる空の色と雲は全く見飽きることがない。写真をとりまくリ、八合目九合目へと登りだす。九合目までは順調だったが、初めての3200メートル以上ということで体が慣れず少々高山病の気配。軽い頭痛と足のだるさで急に歩くスピードが落ちる。九合目から山頂までは時間がかかってしまった。今まで登った山の頂とは違い、今自分は日本一高いところにいる人間なのだと思うと感激した。御鉢を一周する。どの方角も見事な景色で、足下に河口湖が見える北方面、南アルプスなどの山々が見える西方面、三浦半島から東京湾房総半島までもがくっきり見える南東方面が特に素晴らしかった。下りからは雲が湧きだし遠くの景色は断たれたが今度は素晴らしい雲海を見ることができた。順調に下り宝永山では強風に飛ばされながら火口底に下り新五合目に戻る。ドライブウェーから振り返ると青空にくっきり浮かぶ富士の姿がまた美しかった。結局予報に反して天気はよく、見事な景色を楽しみながらの素晴らしい山行となった。

夕方、新五合目から富士山頂を仰ぎ見る

夕暮れと雲海

刻一刻と形を変える雲を見るのもまた飽きない

霧が山肌を駆け上る

二層の雲に阻まれて日の入りは見えなかった

七合目を過ぎると徐々に空が赤く染まってきた

山に吸い込まれるように雲が流れる

遠くの雲は左から右へ、手前の雲は右から左へ流れる

赤から紺へ、なんと美しいグラデーションなのだろうか

時々雲の一部が上昇し、上空の強風によって流されていく

日の出までにはもう少し時間がかかりそうだ。その間にもう少し登ろう

空が白み始めた

雲も色づきはじめ、日の出を催促するかのようにうごめく

雲海の切れ間に下界の光が見える

いよいよお出ましだ。本日もよろしくお願いします

雲頭が輝く

全身で朝日を浴びる。なんとありがたいことか

数分で劇的に雲の色が変わってゆく

変化する雲と空は一瞬たりとも見逃せない

登る足元に気を取られていると、もうこんなに景色が変わっている

とその時、髭のような雲が伸びてきた

本日の日の出劇場も終了となる

山頂に登ると、火口を挟んで反対側を歩いている人がシルエットで見える

ガスがかかってきた。天候を心配したがすぐに消える

この瞬間、わたしが日本の誰よりも高いところにいる

相模湾、三浦半島、東京湾、房総半島が見える


アップで見ると江ノ島が分かる。東京湾に浮かぶ船までも見える

北西方面。奥は八ヶ岳

東方面は雲海で東京のビル群は見えない

真西。手前は毛無山、奥は南アルプス

南アルプス赤石岳

ん~、これは北岳か?

大沢崩れを見下ろす

真北は河口湖。奥の山は奥多摩~秩父の山々

東から南東方面に雲が広がってきた

最高峰の剣ヶ峰をお鉢の反対側から見る

砂走りと宝永火山を見下ろす

伊豆半島は海岸線に沿って雲がかかっている

どんどん雲が増えてきた

下山途中、見事な雲海になってきた

宝永火山と雲海のコントラストが美しい

宝永火山の火口に下りてゆく

宝永火山火口の底から、下りてきた道を振り返る


火口の底には大きな岩がゴロゴロ

火口を後に新五合目までトラバース道を行く

登山者の列が見える

新五合目から車で下ると徐々に富士は雲に隠れていった
一度は登っておかなければならない山、富士。しかし退屈なだけのジグザグ道に草木はない。人も多いだろう。行くことをずっと躊躇っていたが、いずれ行くなら先に行っておこうと思いたち出発。白糸の滝、音止の滝に寄り、日が暮れるころ富士宮の新五合目に到着。霧雨が降っており展望はきかない。夕食を済ませすぐに車の中のシュラフに潜り込む。夜中大雨と雷鳴で幾度となく目が覚める。3時頃起きると雨はやみ夜空に星がまたたいている。既に多くの人が登り始めている。駐車場に入りきれない車も多いようだ。簡単な朝食後、懐中電灯で足下を照らしながら六合目七合目と順調にごぼう抜きで登る。七合目付近で夜明け。素晴らしい景色に涙が出る。刻々と変わる空の色と雲は全く見飽きることがない。写真をとりまくリ、八合目九合目へと登りだす。九合目までは順調だったが、初めての3200メートル以上ということで体が慣れず少々高山病の気配。軽い頭痛と足のだるさで急に歩くスピードが落ちる。九合目から山頂までは時間がかかってしまった。今まで登った山の頂とは違い、今自分は日本一高いところにいる人間なのだと思うと感激した。御鉢を一周する。どの方角も見事な景色で、足下に河口湖が見える北方面、南アルプスなどの山々が見える西方面、三浦半島から東京湾房総半島までもがくっきり見える南東方面が特に素晴らしかった。下りからは雲が湧きだし遠くの景色は断たれたが今度は素晴らしい雲海を見ることができた。順調に下り宝永山では強風に飛ばされながら火口底に下り新五合目に戻る。ドライブウェーから振り返ると青空にくっきり浮かぶ富士の姿がまた美しかった。結局予報に反して天気はよく、見事な景色を楽しみながらの素晴らしい山行となった。

夕方、新五合目から富士山頂を仰ぎ見る

夕暮れと雲海

刻一刻と形を変える雲を見るのもまた飽きない

霧が山肌を駆け上る

二層の雲に阻まれて日の入りは見えなかった

七合目を過ぎると徐々に空が赤く染まってきた

山に吸い込まれるように雲が流れる

遠くの雲は左から右へ、手前の雲は右から左へ流れる

赤から紺へ、なんと美しいグラデーションなのだろうか

時々雲の一部が上昇し、上空の強風によって流されていく

日の出までにはもう少し時間がかかりそうだ。その間にもう少し登ろう

空が白み始めた

雲も色づきはじめ、日の出を催促するかのようにうごめく

雲海の切れ間に下界の光が見える

いよいよお出ましだ。本日もよろしくお願いします

雲頭が輝く

全身で朝日を浴びる。なんとありがたいことか

数分で劇的に雲の色が変わってゆく

変化する雲と空は一瞬たりとも見逃せない

登る足元に気を取られていると、もうこんなに景色が変わっている

とその時、髭のような雲が伸びてきた

本日の日の出劇場も終了となる

山頂に登ると、火口を挟んで反対側を歩いている人がシルエットで見える

ガスがかかってきた。天候を心配したがすぐに消える

この瞬間、わたしが日本の誰よりも高いところにいる

相模湾、三浦半島、東京湾、房総半島が見える


アップで見ると江ノ島が分かる。東京湾に浮かぶ船までも見える

北西方面。奥は八ヶ岳

東方面は雲海で東京のビル群は見えない

真西。手前は毛無山、奥は南アルプス

南アルプス赤石岳

ん~、これは北岳か?

大沢崩れを見下ろす

真北は河口湖。奥の山は奥多摩~秩父の山々

東から南東方面に雲が広がってきた

最高峰の剣ヶ峰をお鉢の反対側から見る

砂走りと宝永火山を見下ろす

伊豆半島は海岸線に沿って雲がかかっている

どんどん雲が増えてきた

下山途中、見事な雲海になってきた

宝永火山と雲海のコントラストが美しい

宝永火山の火口に下りてゆく

宝永火山火口の底から、下りてきた道を振り返る


火口の底には大きな岩がゴロゴロ

火口を後に新五合目までトラバース道を行く

登山者の列が見える

新五合目から車で下ると徐々に富士は雲に隠れていった
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