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1Leg総括 2015/16 V・プレミアリーグ男子

2015-11-26 | Volleyball

<1Leg総括 2015/16 V・プレミアリーグ男子>
22日で1Legが終了して、本当にリーグが始まるとあっという間だなぁ…としみじみしています。レギュラーラウンド残り14試合。最高で42ポイントが獲得出来る訳で、まだまだ勝負はこれから!という気持ちと、心配な気持ちも半々ぐらい。コメント追記しました。
(※パナR→WSでカウント訂正しました。)




↓比較参考的な2014/15。


(感想を順位順に) 
合成:○○○○○○○
合成は開幕7連勝で勝ち点19を獲得し、2位のパナにも6点の差を付け単独首位と今季もスタートダッシュに成功した。全日本に選手を取られなかったこともプラスか?とはいえ、1Legが好調でもシーズン後半に失速することも多いため、ファンも喜んでばかりもいられない…。
合成2年目となるイゴールは、アタック決定率TOPの6.5本でありながら決定率も51.3%でリーグ2位につけ、さらにサーブ効果率でも2位の22.8%と非常に頼りになる助っ人さん。この頼れる大砲を擁する合成は、OP使用率はTOPの46.4%でWS使用率は34.9%と一番低い。WSは高松-白岩でほぼ固定で役割分担がハッキリ。今季はセッター隣に高松選手を入れている(ちなみに同じ高松-白岩対角でも2014/15はセッター隣に白岩選手、2013/14はセッター隣に高松選手を入れていた)。WSのバックアタック使用率は一番少ない2.22%。
アタック決定率はTOPの50.7%被ブロックも一番少ない1.36本。MBは傳田-近対角、リベロは古賀(幸)選手、セッターは内山選手で固定。前田(一)選手には途中出場の機会もあり。古賀(幸)選手はサーブレシーブ成功率TOPの71.3%イゴールが怪我しない様願うばかり。2Leg以降イゴールがマークされても他の選手が決められるか今後にも注目。好調だとあまりスタメンは多くのパターンは試さない感じ。
パナ:○●○○●○●
昨季は6位と低迷したが、川村監督2年目の今季は4勝3敗の勝ち点13で、僅差ながらも2位につける。全日本にセッター、リベロ、オポジットと主力の多くを取られていたが、現在負け試合でもスト負けは無し。MB使用率は今回も低目の13.2%。
昨季までの主力メンバーだった福澤選手が不在の今季、助っ人さんにはWSに再びダンチを迎え、このまま上位を守れるか?注目のWSは渡辺(奏)-ダンチ対角で固定。4勝3敗と勝ったり負けたりだが、スタメンはどのポジションも全セット固定されている。ここまで固定されているのは少し珍しいかも?セッターは深津(英)選手、MBは白澤-山添、リベロは永野選手、OPは清水選手。
パナはピンサに専田選手を起用し、渡辺(奏)選手の後衛時を回したりしている。個人的にはがっつりバックアタックも打ってしまえばよいのになぁ…と思わずにはいられませんが、練習を見る限りではレシーバー扱いかなと思い、レシーバーとしてカウントしました。大学時代の専田選手はバックアタックも得意でしたよね。ちなみに、今回私がレシーバーでカウントしている選手のいるチームはこのパナと東レの2チーム。
東レ:●●○○●○○
開幕2戦の敗戦で昨シーズンの再来かと思ったが、その後勝ち星を増やして4勝3敗と1Legは勝ち越した。長く東レで活躍したボヨビッチ選手が昨季限りで引退し、新たなOPが加入。このニコラ選手の暑苦しさ(笑/ほめています)。ニコラ選手は良いところで良いサーブを打っている印象も。昨季の使用率はWS>OPのチームのひとつだったが、今季はこのニコラ選手の活躍もあり、OP>WSのチームとなった。WSは星野選手の出番も増え、星野-鈴木(悠)スタメンが4試合と世代交代なのかなとも思ったが、米山(裕)選手の膝の調子がイマイチだった?最後の試合では星野-米山(裕)となり、2Leg以降のWSスタメン争いにも注目。スパイクミスは一番少ない1.59本。
MBは伏見-富松中心に。チームとしてのブロック決定本数ではTOPをJTに譲っているが、ポジション毎のブロック本数では東レのMBの1.44本が頭一つ抜けている。MB使用率も19.3%と今季も2番目に高い。リベロは今季渡辺(俊)選手単独の固定で、レシーブ成功率TOPの61.7%。井手選手はレシーバーだったり控えリベロ登録だったりと色々。セッターは開幕2戦は梅野選手スタメンだったが、その後は藤井選手に固定されている。今後もセッターは藤井選手で固定となるのか注目。
JT:○○○●●●○
昨季悲願の優勝を成し遂げたJTは、その時のスタメンメンバーから引退選手や移籍選手もいるものの、今季初の連覇に挑む。開幕3連勝の後3連敗と、私的に今季のJTは強いのか弱いのか判断に迷うところ。現在4勝3敗の勝ち点10で4位につけ、スト勝ちは負けは無いがスト勝ちも無い。
助っ人さんは今季2年目となるヴィソット選手。助っ人さんがOPで使用率がOP<WSのチームのひとつ(もうひとつのチームは堺)。正直もっとヴィソット選手に打たせた方が楽に勝てる気もするが、個人的にはWSの打数が多いところは嫌いではない。WS使用率は日本人対角のチームの中では一番多い46.5%で、八子-越川で固定。MBは安永-筧本が5試合19セットと一番多いものの、その他組合せも色々試して7パターン。ブロック決定本数はTOPの2.28本。移籍退団した酒井選手の穴を埋めるリベロは、新人の唐川選手で固定。セッターは昨シーズンに続き深津(旭)選手で固定されている(2年前は井上(俊)選手だった)。
ジェイテクト:○○●○●●●
3勝4敗の勝ち点10で現在5位につけている。開幕戦の貴重なTV放送が勝ち試合で嬉しかった惜しい試合もありつつも、現在3連敗中なので2Legからはまた切り替えて欲しいところ。
今季は助っ人さんにWSであるカジースキを迎え、日本人OPで試合に臨んでいるチームのひとつ(あとはパナとFC東京)。その影響もあり、昨季もWS>OPではあったが、今季はWS使用率が更に上がり50%超えの55.7%でOP使用率は少な目の26.4%。バックアタックの合計は一番少ない14.2%。OPはほぼ古田選手で固定され、今後清野選手にも活躍の機会が増えるか注目。助っ人さんがWSの場合には、助っ人さんがOPの場合以上に、その他選手がどれだけ得点を稼げるかの勝負になりそう。WSは序盤は高橋(和)-カジースキだったが、途中から浅野(博)-カジースキスタメンが増えている。WSスタメンは個人的に気になるところ。MBスタメンは袴谷選手が多目だが、まだ試行錯誤感あり。袴谷選手のサーブが好調。昨季ではスタメンも多かった松崎選手は怪我なのか(?)ベンチアウトが続いている。リベロは昨季はレセプション興梠&ディグ本間の併用だったが、今季は本間選手単独で。セッターは高橋(慎)選手でほぼ固定。久保山選手はチャンスを得た試合での怪我が惜しまれる。
サーブ効果率は14.4%で2位と上位につけた。2Legも攻めのサーブが見られるのを楽しみに。
堺:●○●●○○●
3勝4敗の勝ち点8で6位の堺の助っ人さんは、今季で4年目となるペピチ選手。助っ人さんがOPで使用率がOP<WSのチームは今季はこの堺とJTのみ。ちなみに昨季も同様の傾向が見られた。私は数字だけで見ると、トスの配分は堺が結構好きです。OPでは、2連敗後の5戦目に松岡選手がスタメン起用され驚いた。MB使用率の高さは例年通りで、今季もTOPの20.0%と高目安定。WSは千々木-石島固定されている。MBは出耒田-松本(慶)が多いものの、横田(一)選手にも出場機会があり試行錯誤感満載な5パターン。セッターも今村(駿)選手と佐川選手の両方を試しており、リベロも井上(俊)選手と坂梨選手の両方に出番アリ。今後のスタメン争いにも注目。負けが続くと色々な選手を試すことになるよなぁ…というのを感じる印東監督の選手起用なので、特定の選手のファンにはハラハラさせられる胃の痛いシーズンになりそうですね。
サーブ効果率はTOPの14.7%。個人でもペピチ選手がサーブ効果率TOPの25.5%、石島選手がサーブ効果率3位(日本人ではTOP)の20.7%にランクイン。堺は乗れば怖いチームなので、2Leg以降に勢いに乗れるかどうか。
まだ私は今季現地観戦出来ていないので、どこかで見られるかな…。
サント:●●●●○●○
サントは昨シーズンの2位から順位をかなり落とした位置からの苦しいスタートとなった。WC効果により、おそらく今一番ファンの多いチームとなったが、2Leg以降にどれだけ挽回していけるかに注目が集まる。
11/8に行われた3戦目にエバンドロ選手が負傷退場し、その後のOPは主に椿山選手が務めている。バックアタック本数が一番多いのは昨シーズンも同様で、エバンドロ選手が出場しなくなってからも合わせた1LegトータルでもOPのバックアタックは一番多い22.1%、バックアタック合計でも27.5%でTOP。WSは昨シーズン中心だった金子-栗山(雅)以外にも柳田(将)-金子など早くも5パターンを試しており、未だにスタメンが定まっていない。今後のスタメン争いにも注目だが、エバンドロ選手の復帰時期の影響もありそう。米山(達)選手はほぼピンサとしての出場。MBは鈴木(寛)-山村中心だが、1Leg後半には鈴木(寛)-星谷のセットも増えた。MB使用率は一番低い12.4%で少しビックリ。リベロはJTより今季移籍加入した酒井選手にも出番アリ。その影響もあるのか、昨季はリベロのレシーブ割合が40.1%と高かったが、今季は27.5%まで下がった。セッターは阿部(裕)選手と岡本(祥)選手の2人を試している。
FC東京:●●●●○●●
1勝6敗だがフルセット負けが3試合あり、勝ち点では6点を稼ぎ、勝ち点では7位サントとも並んでいる。今季は新助っ人さんにWSであるセルジオ選手が加入し、日本人OPで試合に臨んでいるチームのひとつ(あとはジェイテクトとパナ)。開幕戦のセルジオ選手は不調だったが、その後は大いに活躍を見せている。今季は助っ人さんがWSなこともあり、WS使用率がTOPの56.3%で、WSのバックアタック使用率は12.7%と頭一つ抜けており、決定率も61.0%と高い。セルジオ選手は個人でもアタック決定率TOPの55.6%とWSとして非常に高い数字を残しており、バックアタックでも決定率TOPの63.8%と大活躍。OP使用率は一番少ない25.7%で、OPは手塚(大)選手が務める。MBは移籍組の奥村選手がスタメン起用され、ブロードがプレミアリーグで見られるのは新鮮。WSは山本(将)-セルジオ、MBは奥村-鈴木()、セッターは移籍組の山田(要)、リベロは橘(裕也)選手で固定。山田(要)選手の必殺スパイク(笑)が久し振りにニコ生で見られて懐かしく感じる今季。セッターのスパイク使用率はTOPの2.53本の安定感。
まだ私は今季現地観戦出来ていないので、どこかで見たい。フルセットの試合も多いので、上手く回れば2Legではもっと勝ち星も上げられるかも?
2015/16刈谷大会

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