gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

小樽文学館

2007-09-08 23:08:59 | diary
 市立小樽文学館は、小樽の中心部、かつて銀行だった石造りのいかめしい建物が並ぶあたりの古いビルの中の、ひっそりとした空間。まるで時間が止まっているような雰囲気が、なんだか文学館にふさわしい気がする。

 石川啄木、小林多喜二、伊藤整、小熊秀雄といった小樽にゆかりの文学者の常設展示があって、その時々で、昭和の喫茶店が再現されていたり、昭和の歌謡史などといった洒落たテーマで企画展が開催されている。

 夏の間は、同じ建物の中にある美術館ではクーラーが効いていたのに、文学館はとても暑くて、オリジナルキャラクター「ヲタブン」をあしらったかわいい団扇をフルに使っても汗だくに。きっとここにはクーラーは似合わないのでしょう。

ヲタブン
ムシモドキ目ホンノムシ科ヲタブン
Literatura wotarica
稀少種。ヲタル市イロナイ付近で、発見。用心深く動揺しやすい。
「ブンヲタ」と呼ばれると、キッとなる。


 文学館の入り口近くには、ドネーションでコーヒーやお茶の飲める、ちょっとレトロでいい感じのカフェ、JJ's cafeがあって、カウンターの向こうでは、たいてい、学芸員で副館長の玉川さんが、ノートパソコンに向かってお仕事をしておられる。
 ちなみに、このカフェと、カフェの向かい側の古本コーナーだけならば、文学館の入館料なしで入ることができます。でも、ぜひ入館料も払って展示をご覧になって、お気に入りの古本を見つけ、そしてカフェでくつろいでください。

 さて、明日は、そんな小樽文学館で、二木てるみさんのリーディングライブです。札幌からもJR快速なら、ほんの30分ほど。ぜひいらしてください。

☆9/9(日)18:00開場、18:30開演 
 二木てるみ朗読夜会 ~石川啄木に寄せて~
 ドラマチックリーディング -朗読と音楽のコラボレーション-
【リーディング】二木てるみ
【音楽】aasian kukka
【所】市立小樽文学館(小樽市色内1-9-5)
【金】前売2500円、当日2800円 (中学生以下無料)
【主催】小樽文學舎
【問】市立小樽文学館 0134-32-2388

(ちなみに、ライブのときも文学館の入館料はいりません。なんだか文学館の入館料収入が心配になるのですけれど、大丈夫でしょうか。。。)