二木てるみさんのリーディング公演北海道ツアーのうち、私が音楽で関わらせていただいた小樽・札幌の公演が終了しました。
aasian kukkaが音楽を担当させていただいた、9日の小樽文学館「二木てるみ朗読夜会・石川啄木に寄せて」は、前日から始まった石川啄木展の展示、当時の「小樽日報」を背に、なんとなく、セピア色のモノクロ写真のようなライブ。
朗読作品は、石川啄木が残した数少ない恋歌から数編。aasian kukkaのライブをはさんで、後半の高樹のぶ子さんの短編「子猫」は、パリを舞台に16年ぶりに再会しようとする男と女の物語。パリのホテルの窓からの眺め、揺れ動く女心、子猫の手触りまでもが、二木さんのリーディングでくっきりと浮かび上がりました。
広くはない会場にぎっしりのお客様が耳を傾けてくださいました。ご来場いただいた皆様、小樽文学館の玉川副館長はじめスタッフ、ボランティアの皆様、急遽PAを務めてくださったタンクさん、ありがとうございました。
翌10日の札幌は、中央区の大光寺さんが会場。音楽は、あらひろこと馬頭琴・のどうたの嵯峨治彦さん。お寺の本堂に、本格的な音響・照明がセットされ、しっかりとステージが組まれました。今回の催しは、中央区内のいくつかのお寺が宗派を超えて実行委員会を組んでくださり、実現したもの。お寺というのが、人々が集まってお話を聞く場であったことを改めて思いました。
前半が嵯峨さんとあらひろこのコンサートで、後半が二木さんとのコラボレーション。この日の朗読作品は、札幌在住の詩人・原子修さん原作の「モンゴルの白い馬」。モンゴルと日本を行き来する、時間と空間を超えた、美しくスケールの大きな物語です。
二木さんの緩急自在で凛とした朗読と、この物語にふさわしすぎる嵯峨さんの馬頭琴と美しいのどうた。お寺の本堂が、モンゴルの草原に、日本の山道に、海原に、そして高い空になりました。
お運びくださった大勢のお客様、会場の大光寺さんはじめ実行委員会のみなさま、お忙しい中さまざまな手配に奔走してくださった石川さん、朗読サークル「風の音」の皆さん、音響照明のコンカリーニョスタッフの皆さん、ありがとうございました。
二木さんのすばらしいリーディングとご一緒させていただいた二日間、それぞれ違った内容で、共演者もちがう、という非常に面白くて濃密な時間でした。また今回は、自分の曲、それもそのために書いたのではなくもともとあった曲を、物語のテーマ曲的に使うことになって、それもなんだか、自分の曲を外から眺めるような、ちょっと面白い経験でした。
タイトなスケジュールで北海道ツアーをこなしていらした二木さん、そしていろいろな面で支えてくださった真理さん、タンクさん、お疲れ様でした、そして本当にありがとうございました。
aasian kukkaが音楽を担当させていただいた、9日の小樽文学館「二木てるみ朗読夜会・石川啄木に寄せて」は、前日から始まった石川啄木展の展示、当時の「小樽日報」を背に、なんとなく、セピア色のモノクロ写真のようなライブ。
朗読作品は、石川啄木が残した数少ない恋歌から数編。aasian kukkaのライブをはさんで、後半の高樹のぶ子さんの短編「子猫」は、パリを舞台に16年ぶりに再会しようとする男と女の物語。パリのホテルの窓からの眺め、揺れ動く女心、子猫の手触りまでもが、二木さんのリーディングでくっきりと浮かび上がりました。
広くはない会場にぎっしりのお客様が耳を傾けてくださいました。ご来場いただいた皆様、小樽文学館の玉川副館長はじめスタッフ、ボランティアの皆様、急遽PAを務めてくださったタンクさん、ありがとうございました。
翌10日の札幌は、中央区の大光寺さんが会場。音楽は、あらひろこと馬頭琴・のどうたの嵯峨治彦さん。お寺の本堂に、本格的な音響・照明がセットされ、しっかりとステージが組まれました。今回の催しは、中央区内のいくつかのお寺が宗派を超えて実行委員会を組んでくださり、実現したもの。お寺というのが、人々が集まってお話を聞く場であったことを改めて思いました。
前半が嵯峨さんとあらひろこのコンサートで、後半が二木さんとのコラボレーション。この日の朗読作品は、札幌在住の詩人・原子修さん原作の「モンゴルの白い馬」。モンゴルと日本を行き来する、時間と空間を超えた、美しくスケールの大きな物語です。
二木さんの緩急自在で凛とした朗読と、この物語にふさわしすぎる嵯峨さんの馬頭琴と美しいのどうた。お寺の本堂が、モンゴルの草原に、日本の山道に、海原に、そして高い空になりました。
お運びくださった大勢のお客様、会場の大光寺さんはじめ実行委員会のみなさま、お忙しい中さまざまな手配に奔走してくださった石川さん、朗読サークル「風の音」の皆さん、音響照明のコンカリーニョスタッフの皆さん、ありがとうございました。
二木さんのすばらしいリーディングとご一緒させていただいた二日間、それぞれ違った内容で、共演者もちがう、という非常に面白くて濃密な時間でした。また今回は、自分の曲、それもそのために書いたのではなくもともとあった曲を、物語のテーマ曲的に使うことになって、それもなんだか、自分の曲を外から眺めるような、ちょっと面白い経験でした。
タイトなスケジュールで北海道ツアーをこなしていらした二木さん、そしていろいろな面で支えてくださった真理さん、タンクさん、お疲れ様でした、そして本当にありがとうございました。