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マリンホール無事終了。これからの予定

2007-09-16 23:41:00 | concert
 今日は、小樽市民センター「マリンホール」で、小樽道新文化センターの舞台発表会でした。カンテレ講座のみなさんは、「こもりうた」「ワルツ」「鳥のうた」と、フィンランド・トラッドを3曲、立派に演奏されました。拍手!!

 ステージ本番はあっというまだったのですけれど、その前に控え室で何度か合わせたり、終了後には、喫茶店で軽く打ち上げをしてゆっくりお話しできたので、なんだかゆっくり過ごせた気のする日でした。みなさんも、ステージはいい経験だったと言って下さいましたけれど、私にとっても、レッスンの進め方やステージの構成を改めて考えるいい機会でしたし、何より、それぞれに様々な経験を積まれた方たちに囲まれて、若輩者(単に年齢的にではなくて。。)の私は、いろいろ勉強させていただいています。それは、ほかのどのクラスでも同様なのですけれど。

 さて、ここしばらくの間に新しく決まったライブもいくつかあるのでお知らせを。

今週木曜日、20日はJack in the box のミニライブ。
親しい人の集まる親しい空間ジャックならではの、ちょっといつもとは違うライブ。Hiroko Ara plays Moon Drops on the piano 
ピアノをライブで弾くなんて、いったい何年ぶりかと考えてみたら、なんと20年ぶり!

9月29日は、洞爺のグラスカフェ gla_glaでaasian kukka。
サミット会場となるウインザーホテルから洞爺湖を見下ろす線上にあるgla_gla。世界の首脳たちが見る洞爺湖を、同じ角度から、しかももっと近くからご覧になりませんか??
それはともかく、gla_glaのガラスに囲まれてのライブはとても気持ちがいいのです。

10月4日と20日、小樽市張碓にあるcafe DINGでのライブが決まりました。
DINGは札幌中心部からクルマで1時間あまり、R5沿い、海を見下ろして張碓の連続カーブにさしかかったあたり、左手(山側)にあるキャラメル色の四角い建物です。
大きな窓が緑に覆われて、遠くに海を見下ろす、とても気持ちのいいお店。
4日はランチタイムのカンテレソロライブ、特別メニューのランチ付き。
20日は、奈良から来道するハンマーダルシマーの山口智さんとのデュオライブ。おそらく即興色の強いライブになるのでは、と思います。幻想的な弦の響きをたっぷりと。

10月22日は、札幌のジャズファンにはおなじみ「くう」にaasian kukkaが初登場です。


集中レッスン!

2007-09-15 01:38:46 | kantele
 二木てるみさんとのドラマチックリーディングが無事に終了して、ほっと一息ついたのもつかのま、すでに翌日からばたばたと過ごしています。レッスンやリハーサル、打ち合わせが続いたのに加え、家の水道修理、というおまけまで。

 明日の日曜は、まだ始まって間もない小樽道新文化センターのカンテレ講座「森と湖の音色~カンテレ」の受講者の皆さんと、舞台発表会に出演します。本当にカンテレを始めたばかりの方たちなのですが、次の発表会はずいぶん先になるようなので、それならば楽器の紹介と思って出演しましょうか、ということになったのです。

 11日は、会場となる小樽市民センター「マリンホール」でリハーサルでした。なぜかカンテレの出番は、「粋な江戸芸かっぽれ」と「ジュニアHIP HOP」の間。なかなかコントラストの効いた演出です。

 本番どおりのステージリハーサルを待つあいだ、演奏する3曲を何度か通して練習することができたのですが、だんだんいい感じの演奏になってきました。曲を絞って集中的に練習した甲斐があった気がします。
 楽器は初めて、という方も多いのですけれど、短い期間で熱心にとりくんでくださって、緊張するとおっしゃりつつも、皆さんが楽しんでくださっているのがうれしい。明日もきっと楽しく演奏できるでしょう。

 そして、もう十年以上の方から今年始められた方までいろいろの「札幌カンテレクラブ」も、10月27日の「カンテレパーティ」に向かって動き出しました。たくさんある(はずの)レパートリーの中から、曲を絞って、しばらくは集中的に仕上げていこうと思います。

 普段の練習では、いろいろな曲をたくさん弾いて楽しんでいるのですけれど、ひとつの曲を「仕上げる」つもりで深く練習することがもたらす成果の大きさを、このところのレッスンを通して実感しています。

 実は、我が家のこあらたちも、11月はじめのピアノの発表会に向けて、一曲(あるいは2曲)をそればかり練習する、という体制になっています。どんどん進むのも楽しいけれど、たとえ簡単な曲でも、それをきっちり仕上げる(ことを目指す)という作業は、音楽に対する細やかさや注意深さ、曲全体を見渡す構成力、といったものを養うのに本当にいい訓練になるだろうな、と傍で見ていて感じます。つい、浅い練習で次に進みたくなる自分を戒めつつ。

 ところで、空知方面のカンテレファンの皆様に朗報です。このたび、岩見沢の道新文化センターでも、カンテレ講座が開講されることになりました。講師となる川俣美香子さんとも、このところ、開講に向けての集中レッスンを重ねてきました。彼女なら、きっと楽しい講座を展開してくれることと思います!
 ちなみに、岩見沢道新文化センターでは、扇柳さんの「フォークフルート講座」も10月開講の予定。こちらも見逃せません。
 

ドラマチック・リーディング2夜

2007-09-13 03:27:57 | concert
 二木てるみさんのリーディング公演北海道ツアーのうち、私が音楽で関わらせていただいた小樽・札幌の公演が終了しました。

 aasian kukkaが音楽を担当させていただいた、9日の小樽文学館「二木てるみ朗読夜会・石川啄木に寄せて」は、前日から始まった石川啄木展の展示、当時の「小樽日報」を背に、なんとなく、セピア色のモノクロ写真のようなライブ。

 朗読作品は、石川啄木が残した数少ない恋歌から数編。aasian kukkaのライブをはさんで、後半の高樹のぶ子さんの短編「子猫」は、パリを舞台に16年ぶりに再会しようとする男と女の物語。パリのホテルの窓からの眺め、揺れ動く女心、子猫の手触りまでもが、二木さんのリーディングでくっきりと浮かび上がりました。

 広くはない会場にぎっしりのお客様が耳を傾けてくださいました。ご来場いただいた皆様、小樽文学館の玉川副館長はじめスタッフ、ボランティアの皆様、急遽PAを務めてくださったタンクさん、ありがとうございました。


 翌10日の札幌は、中央区の大光寺さんが会場。音楽は、あらひろこと馬頭琴・のどうたの嵯峨治彦さん。お寺の本堂に、本格的な音響・照明がセットされ、しっかりとステージが組まれました。今回の催しは、中央区内のいくつかのお寺が宗派を超えて実行委員会を組んでくださり、実現したもの。お寺というのが、人々が集まってお話を聞く場であったことを改めて思いました。

 前半が嵯峨さんとあらひろこのコンサートで、後半が二木さんとのコラボレーション。この日の朗読作品は、札幌在住の詩人・原子修さん原作の「モンゴルの白い馬」。モンゴルと日本を行き来する、時間と空間を超えた、美しくスケールの大きな物語です。

 二木さんの緩急自在で凛とした朗読と、この物語にふさわしすぎる嵯峨さんの馬頭琴と美しいのどうた。お寺の本堂が、モンゴルの草原に、日本の山道に、海原に、そして高い空になりました。

 お運びくださった大勢のお客様、会場の大光寺さんはじめ実行委員会のみなさま、お忙しい中さまざまな手配に奔走してくださった石川さん、朗読サークル「風の音」の皆さん、音響照明のコンカリーニョスタッフの皆さん、ありがとうございました。

 二木さんのすばらしいリーディングとご一緒させていただいた二日間、それぞれ違った内容で、共演者もちがう、という非常に面白くて濃密な時間でした。また今回は、自分の曲、それもそのために書いたのではなくもともとあった曲を、物語のテーマ曲的に使うことになって、それもなんだか、自分の曲を外から眺めるような、ちょっと面白い経験でした。

 タイトなスケジュールで北海道ツアーをこなしていらした二木さん、そしていろいろな面で支えてくださった真理さん、タンクさん、お疲れ様でした、そして本当にありがとうございました。




小樽文学館

2007-09-08 23:08:59 | diary
 市立小樽文学館は、小樽の中心部、かつて銀行だった石造りのいかめしい建物が並ぶあたりの古いビルの中の、ひっそりとした空間。まるで時間が止まっているような雰囲気が、なんだか文学館にふさわしい気がする。

 石川啄木、小林多喜二、伊藤整、小熊秀雄といった小樽にゆかりの文学者の常設展示があって、その時々で、昭和の喫茶店が再現されていたり、昭和の歌謡史などといった洒落たテーマで企画展が開催されている。

 夏の間は、同じ建物の中にある美術館ではクーラーが効いていたのに、文学館はとても暑くて、オリジナルキャラクター「ヲタブン」をあしらったかわいい団扇をフルに使っても汗だくに。きっとここにはクーラーは似合わないのでしょう。

ヲタブン
ムシモドキ目ホンノムシ科ヲタブン
Literatura wotarica
稀少種。ヲタル市イロナイ付近で、発見。用心深く動揺しやすい。
「ブンヲタ」と呼ばれると、キッとなる。


 文学館の入り口近くには、ドネーションでコーヒーやお茶の飲める、ちょっとレトロでいい感じのカフェ、JJ's cafeがあって、カウンターの向こうでは、たいてい、学芸員で副館長の玉川さんが、ノートパソコンに向かってお仕事をしておられる。
 ちなみに、このカフェと、カフェの向かい側の古本コーナーだけならば、文学館の入館料なしで入ることができます。でも、ぜひ入館料も払って展示をご覧になって、お気に入りの古本を見つけ、そしてカフェでくつろいでください。

 さて、明日は、そんな小樽文学館で、二木てるみさんのリーディングライブです。札幌からもJR快速なら、ほんの30分ほど。ぜひいらしてください。

☆9/9(日)18:00開場、18:30開演 
 二木てるみ朗読夜会 ~石川啄木に寄せて~
 ドラマチックリーディング -朗読と音楽のコラボレーション-
【リーディング】二木てるみ
【音楽】aasian kukka
【所】市立小樽文学館(小樽市色内1-9-5)
【金】前売2500円、当日2800円 (中学生以下無料)
【主催】小樽文學舎
【問】市立小樽文学館 0134-32-2388

(ちなみに、ライブのときも文学館の入館料はいりません。なんだか文学館の入館料収入が心配になるのですけれど、大丈夫でしょうか。。。)



半音レバー

2007-09-06 06:26:42 | kantele
 5弦カンテレの一般的なチューニングでは、5本ある弦のうちの第3弦を半音上げたり下げたりして、マイナーかメジャーの音階を作ります。たとえば、マイナーならDEFGA、メジャーにしたいときは第3弦を半音上げて、DEF#GA、というようになるのですが、この半音の操作が簡単にできるレバーもあります。

 これは、楽器工房AmFの、トラッドなタイプの金属ピンのカンテレにすぐに取り付けられるタイプの半音レバー。ぐるりと回して弦の下に差し込むことで弦長が短くなって、音が半音が上がるようになっています。

 Koistinen社のWINGなどでは、オプションであらかじめ半音レバーを取り付けてもらうこともできますが、このAmFのタイプは、ピンの付け根に差し込むだけなので、工具もいらず、自分で簡単に取り付けられます。

  

写真左より、取り付け前のレバー、取り付けてonにしている状態(メジャー)、offにしている状態(マイナー)