「止まること」

さっき、絢香の特集番組を観た。

バセドー病というホルモンが過剰に分泌してしまう病気だと診断された絢香。

ホルモンの影響で動悸や息切れが著しく、

ライブなどは負担が大きいそう。

結婚して、彼をサポートしたい気持ちと、

一度体を整え、また大好きな歌を万全の体調で歌う為に

無期限の活動休止を決断した絢香。



最近ね、私も「止まる」決意をした。



今、「動く」勇気も大事だけれど

「止まる」勇気ってもっと大事なんじゃないかって感じてる。



今までは、止まっちゃいけないって思ってた。

必死だった。

でも必死になればなるほど、なんか大事なものが見えにくくなってる気がする。

本当に大事なことは、シンプルなはずなのに、

欲が出てきたり、諦めや妥協が出てきたり…。

本当に自分が大事にしたいことを見失わないために、

私、止まります。



仕事、一回辞めて、来月からは自分の自然と感じるリズムで

ワクワクセンサーに従って生きます。

生活は苦しくなるかも知れないし、今まではセナを背負わなきゃって力が入ってたけど、

セナとは一緒に生きていけばいい。

裕福が幸せじゃない。

一緒に笑ったり泣いたり、苦労したり、そうして絆が深まればそれが一番。

最低限生きていられたらそれで十分かな～って。



絢香は薬を飲んで、体ごまかしながら歌手業を２年位続けていた。

これからもそれは出来そうだった。

でも彼が「ごまかしながら走り続けた先にある歌と、

体をきちんと整えてから歌う何年後かの歌、

どちらが人に響き、人を豊かにすると思う？」って彼女に言い、

彼女は止まることを選べたそうです。

それを聞いてすごくシンクロした。

このまま走り続けることは出来ないことじゃないと思う。

でも、このまま走り続けた自分は、どこかカサカサしている気がするんだ。

心から潤い、愛が溢れて、みんなを包める自分でいたい。

みんなの幸せを心から願える自分でいたい。

だから今、止まることが大事って思った。


一度、介護、仕事、まどろっこしい社会から離れる。

自分の感じる心地いいを追求する。

その先にまた介護をしたくてたまらない自分がいたら介護の道に向かうだろうし

もっと惹かれるものが見つかったらそちらへ歩むだろうし

頭で考えないで、心の感じることを大事に、正直にいきたい。

止まれる環境があったから、

私に「止まってもいいよ」って、

「今止まることがこの先に絶対大きなものを生む気がする」って

言ってくれる何人かの理解者が居たから

「ありがとう」って止まる。

いつかキラキラの笑顔で恩返しをするからね。


今の日本は

「止まらない人」と「止まれない人」だらけ。

だから病んでいくんだと思う。

今、必要なのは頑張り過ぎないことだと思う。

ゆとり、余裕、潤い

とってもとっても大事だよね。