ソビエト連邦時代のジョージア(グルジア)で1986年に製作され世界中でカルト的人気を集めたSFコメディ「不思議惑星キン・ザ・ザ」を、ゲオルギー・ダネリア監督が自らの手でアニメ映画化。社会主義体制の中で製作された実写版を、レトロ感が漂いつつも未来を感じさせるアニメに再構築。大きな変革の波にある現代ロシアを戯画化して描き出す。有名チェリストのチジョフとDJ志望の青年トリクは、雪に覆われたモスクワの大通りでパジャマ姿の異星人と遭遇し、キン・ザ・ザ星雲の惑星プリュクにワープしてしまう。そこは見渡す限りの砂漠が広がり、身に着けるズボンの色によって階級が分かれる場所だった。「クー!」という言葉で会話する異星人たちを相手に、地球に帰るべく奮闘を続ける2人だったが……。2019年に逝去したダネリア監督の遺作となった。映画コム
2013年作成2021年公開の映画。
1986年作成の実写版を見て面白かったのでアニメ版のこちらも見てみた。
骨子となるストーリーは同じだが、各キャラクターや性格設定が異なり、社会体制に対する皮肉もわかりやすくなっている。(実写版を見た後だからかもしれないけど)
星3
実写では難しかったであろうディテールもアニメならではの表現となっている。
冗長な部分も削ぎ落とされていて良かった。