喀血
- 気管支など気道系組織からの出血
- 咳こんだ時に咳と一緒に出ることが多い
- 食物残渣を含むことはない
- 肺結核や気管支の炎症、慢性の肺疾患など
- 血痰がある場合は、出血が少量でも肺がんの可能性あり
吐血
- 消化器疾患に起因
- 真っ赤な新鮮血を吐く時は動脈から出血している可能性があり、緊急の処置が必要
- 食物残渣を含む吐血の場合、かなりの量の出血があると考えること
下血
- 排泄が自立している利用者の場合、本人が訴えない限り見過ごされる危険がある
- 上部消化管からの出血の場合、便全体が黒っぽくなったり、タール状のどろどろした黒い便が出る。出血してから時間が経っていると考える
血便・血尿
- 大腸ポリープや大腸がんの腫瘍がある程度大きくなると便に血液が混じる
- 初期には微量な血液を検出する潜血検査でないと分からない
- 慢性の膀胱炎や膀胱がんの場合、血尿が出る
- ある程度の出血量にならないと肉眼では分からないので、尿の潜血検査で検出する
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