摂食嚥下の5期
- 先行期(認知期)
食物の形や色、においなどを認知する時期。条件反射的に唾液が分泌され食事の準備が行われる - 準備期(咀嚼期)
食塊を整える時期。捕食、咀嚼、食塊形成の3段階がある - 口腔期
食塊を口腔から咽頭へ移送する時期。移送は主に舌で行われる - 咽頭期
食塊が咽頭を通過する時期。軟口蓋が鼻腔を閉鎖し、喉頭は舌骨上筋群により引き上げられ挙上する。食塊が咽頭に入ると、舌骨が咽頭後壁に押し付けられ、咽頭に蠕動運動が生じ、喉頭蓋が反転して喉頭の入り口を閉鎖する - 食道期
食塊が食道入口部から胃へ移送される時期。食塊が食道に入り込むと、蠕動運動、重力、腹腔内圧によって胃へと移送される
口腔期から食道期を「嚥下3期」と呼び、嚥下運動を示している
咽頭期と食道期の動きは、嚥下反射で行われる
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