2020年度春夏学期院生総会について
院生総会は院生のかかえる課題と半年間の取組みについて総括し、次の半年間の活動方針を決める重要な会議です。
しかし、2020年度春夏学期院生総会は、コロナウィルスの影響により実施することができませんでした。
オンラインでの開催も含めて、どのような方法なら安全に開催することができるのか検討しましたが、半期の間で十分に議論を尽くすことができませんでした。
この件について、ご報告が遅れてしまい、大変申し訳ありません。
2020年度春夏学期は、半年間の取り組みについて、院生総会議案をもってご報告させていただきます。
院生総会議案はこちらからダウンロードできます。
https://drive.google.com/file/d/13WLy3xFkxAAdg0tSk_juPJM2HsxoZq7n/view?usp=sharing
議案や今後の院生自治会の活動に対するご意見ご質問などございましたら、inseijichikai@gmail.comまでお寄せください。
ところで、院生自治会では、共に活動していただける理事や幹事を随時募集しております。
理事とは図書館、ハラスメント問題など全学的問題に取り組む者であり、幹事とは各研究科に特殊な問題に取り組むものです。
総会議案にあるように、大学院生にとって重要となる問題は日常の中で散見されます。
・学内情勢と研究環境・・・マーキュリータワーの問題や、経済状況にかかわる奨学金、図書館、学内支援制度…etc
・社会情勢と一橋大学・・・様々なハラスメント、育児と研究の両立、大学の社会の中での役割…etc
問題は常に多種多様に我々の周りにあります。院生は個人の力量を問われることはもちろんではありますが、
学内制度の変更や、文科省など政府の政策に由来する大学制度自体の変更の中で生きていかざるを得ない状況にいます。
その状況の中で、それぞれの人が自身のキャリアをつくっていかなくてはならないとき、可能な限りの支援が必要になるでしょう。
しかし、自身の研究に追われざるを得ない中で、情報収集への必要性や、制度をこうしてくれた方が…という思いを感じても、雑事に時間や手間をかけている余裕がないことも明らかです。
大学の制度と自分の研究自体は関係ないというのが正直なところかもしれません。
しかし、繰り返しになりますが、授業料免除など経済状況や、学期制の変更などの広い範囲での日常の研究環境に左右されてしまう状況に常に院生は置かれています。
もしかすると自身の研究とリンクするような問題に突き当たる場面に院生生活の中で出会うこともあるかと思います。
院生自治会は、院生のそうした疑問に何とかして答えるべく、長い歴史を通じて存在してきました。
院生自治会は、全院生が自治会の構成員であるとしています。
それは誰もが構成員として、上にある問題に関して、あるいはそれに限らず、自身の研究生活での疑問や不満を、
即院生全体の問題として共有し、多くの人に関心をもってもらい、変化をもたらすことを可能にするためです。
これまで、院生の中での代表者が上述の理事や幹事を担ってきましたが、常に問題解決には多数の院生の助力を仰がなくてはなりませんでした。
マーキュリータワーの24時間利用の獲得、アカハラ・セクハラを受けてしまう院生の実態調査、育児支援といったこれまでの活動はすべてそうした協力のもとで、
大学に自分たちの要求はこれなのだと訴えかけることをしなければできなかったことです。
何故研究以外でこんなことに苦しまなくてはならないのか。この問いは、内容はどうあれ多くの院生に共通の思いであるはずです。
その悩みを少しでも軽減するため、我々は取り組みを維持したいと考えております。
理事や幹事の仕事に対して助力いただける方、そこまでいかなくても、今悩みを抱えている方、ご意見をお持ちの方、直接連絡あるいは理事幹事の知り合いを通じてご一報ください。
よろしくお願い致します。
2020年8月 一橋大学院生自治会