daiozen (大王膳)

強くあらねばなりませぬ… 護るためにはどうしても!

万葉集の構成

2014年10月27日 | 萬世の歌
①『古事記』の序文によると、「葉(よう)」を「世(よ)」と読んで「後葉(のちのよ)に流(つた)へむと欲ふ」とある
②詠み人の生きた年代:巻頭の歌を除いて飛鳥・奈良時代に詠まれた
③編纂の期間:七世紀後半~八世紀後半の百数十年間
④構成:全二十巻 4,500余首が編まれている
⑤雑歌(ぞうか)・相聞歌(そうもんか)・挽歌(ばんか)で構成
・「雑 歌」 草々の歌。相聞歌・挽歌以外の歌が収められている
       公の宮廷の歌、旅の歌、自然や四季を愛でた歌など
・「相聞歌」 消息を問い交わし、(主に)男女が詠み合う恋の歌
・「挽 歌」 棺を曳く時の哀歌。死者を悼み、哀傷する歌

⑥万葉仮名
・仮名文字には意味がないが、漢字は意味を具える
・平仮名・カタカナが現れる以前‥万葉仮名が使われた
・それまで一般民衆は話し言葉による意思伝達であった
・(万葉集に寄ると)当時の話言葉は現代の文法に通じる
・つまり、話言葉を文面に残すために便利な万葉仮名だ
・つまり、漢字の意味は無関係に『音訓読み』を借用した
・剣大刀(つるぎたち)は「都流藝多知」と万葉仮名と書いた

万葉集全20巻:内訳(新明解古典)
巻第一「雑歌」
巻第二「相聞歌・挽歌」
巻第三「雑歌・譬喩歌・挽歌」・
巻第四「相聞歌
巻第五「雑歌」
巻第六「雑歌」
巻第七「雑歌」
巻第八「春の雑歌・夏の相聞歌・秋の相聞歌・冬の雑歌」
巻第九「雑歌・相聞歌・挽歌」
巻第十「春の雑歌・秋の相聞歌・冬の雑歌」
巻第十一「旋頭歌・正に心緒を述ぶ・物に寄せて思を陳ぶ」
巻第十二「正に心緒を述ぶ・物に寄せて思を陳ぶ・羇旅に思を発す」
巻第十三「相聞歌」
巻第十四「東歌・相聞歌・雑歌・挽歌」
巻第十五・巻第十六「由縁ある雑歌」
巻第十七・巻第十八・巻第十九・巻第二十








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