daiozen (大王膳)

強くあらねばなりませぬ… 護るためにはどうしても!

オツベルと象(1)

2014年09月14日 | 宮沢賢治-鑑賞
青空文庫「オツベルと象」


このお話を読むに当って、私はどう読むべきかと考えました。

童話作家はどのような感覚で童話を書いているのでしょうか。

昔から語り継がれる童話を分析した結果かもしれませんけど、

童話の読者は小学校六年生まで…それが業界の感覚に思える。



どうして白い象なの? どうして普通の象だと都合が悪いの?

六連発のピストルって? 単発式や二連式の散弾銃じゃない?

業界に倣って、私もこのようなことを考えてみましたけれど、

童話を書くテクニックにこだわるほどに、賢治を見失いそう!?



権威づけられることで「童話作家は輝けて良いこと」と思う。

そうすると「オツベルと象」は童話と呼べないシロモノなの?

ともあれ、調べられるだけは調べてみよう…そう思いました。

けど、既成の権威が童話と認めなければ自由に読むチャンス!



何も知らないくせに素人の傍若無人? 勝手気ままな物言い?

好き放題に書き連ねていますから、しっぺ返しは覚悟のうえ。

物書きが批判を怖れているようでは、それこそ恥かしいこと。

陰で言われても気にしない…それにしても面の皮の厚いこと。アセ



白象が仏の使いとされていること…日本でも知られています。

白い象…突然変異かしら、何かの病気かしら、弱点はあるの?

お日様の光に弱いのかとも考えたけど、そうでもないらしい。

そうすると五週目にして、白い象の眼が赤くなったのですね。



散弾銃かしら…六連発の散弾銃は昭和の初期に有ったかしら?

ライフルにしても、陸軍の村田銃はお粗末な物だったらしい。

鞍馬天狗や高杉新作がピストルを持ってた話は知られていた?

それでピストルなら手に入ると考えついたのかも知れません。



人と象が語り合う仲なのよ ☆ お月様が象に語りかけるのよ!?

その流れで「オツベルと象」のお話は展開されていくのだわ!

そうすると後はもう、理屈をこねくり回すのは野暮でしょう。

結局、これは子ども向きの童話でなく、大人への教訓話です。



もちろん、読んだ子どもたちは健康な意識に目覚めてほしい。


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