帰りの電車で横に立っていた高校生らしい男性が、山川出版社の世界史に関する参考書を読んでいました。
「歴史の教科書/参考書」といえば真っ先に山川出版社が浮かびます。私も高校生のころはお世話になりました。ただし、教科書以外は日本史だけです。
日本史は好きでしたが、世界史は嫌いでした。世界史は縦(年代)だけでなく、横(各国、大陸)の関係も理解しなければなりません。それが苦手というか、嫌いだったのです。人名にしても国名にしても、意味のないカタカナを覚えるのに苦労したのも理由です。
カタカナといえば、同じ理由で生物も嫌いでした。生き物の名前も器官の名前も、カタカナばかり。ぜんぜん頭に入っていきません。
しかし、です。もし、世界史が好きになって猛勉強していたら、いまごろはグローバルな活躍をしていたかもしれません。もし、生物が好きになって猛勉強していたら、トップナイフといわれる医者になっていたかもしれません。
・・・いやいや、自分の性格ぐらい、わかっています。異国の地で、異国に人とストレスなくやっていける人間ではありません。生と死をかけた職業に向いているわけでもありません。単なる男の妄想です。
ただ、「新 もういちど読む山川 世界史」などは教養として、いまからでも読んでみたい気はします。試験のために覚える必要がなければ、楽しめるかもしれないですね。