実習生帰国

軽井沢予冷庫8時発のバスに乗り、実習生は空港に向けて出発だ。
それに遅れぬよう7時半ぐらいに予冷庫へ向かう。
寒さがキツかったので、途中温かいお茶を買ってあげた。
これが僕がしてあげられる最後感謝の気持ちである。
バスが来るまで僕は他の農家の人と事務所に居た。
なぜなら、バス発車まで一緒に居たら泣いてしまうかもと思ったからだ。
もうこうなったら、さっさと帰ってくれ。
お名残惜しい時間が有れば有るほど、マジでうるって来そうだった。

彼が居ない休憩時間を一人で過ごす。
温泉まんじゅうを食べようとナイロンにくるまれた包装を取る。
ナイロンの包装には薄皮がべったりと張り付いている。
もったいないなぁと思いながら、保温性のイイマグボトルのお茶を飲む。
このマグボトルが昨日欲しいと思って、ホームセンターに買いに行ったのだ。
昨日の寒さに、温かい物を飲みたいと思い、マグボトルを買いにホームセンターへ行ったのだが、「何買うんだっけ？」となったのだ。

話を戻そう。
薄皮の剥けた温泉まんじゅうをパクりと食べお茶をゴクっと…
熱っ!!
熱っ!!
こんなに冷めないものなの？
まんじゅう以上に僕の口の中の薄皮剥けたわっ!!

夕方に実習生の宿舎へ行った。
もう彼は居る訳ないのだが「お兄さん」と出てくるような気がした(泣)