第４３回軽井沢町消防団ポンプ操法大会 ラッパ演奏裏事情

前日の練習時に、ラッパ長から「ラッパ班が行進入場の後、俺は回れ右をした後、団長の所に敬礼をしに行く、そして戻って来る前に、お前は太鼓の位置を指揮が見える位置に設定しろ。俺が戻って来てからなんて、位置を動かしたりするなよ。俺が始められないから」とこっぴどく言われた。
そして、本番。
ラッパ班行進入場。
ラッパ部隊の後ろに僕達鼓隊4名が続く。
ラッパ長「全体止まれ、左向け左」
右を見た後、鼓隊の僕が他の鼓隊の方に「回れ右、駆け足進め」の号令を掛けて、太鼓の位置まで進む。
「駆け足止まれ。左向け左」とまた声を掛けて、ラッパ長の位置を確認し、太鼓の位置を調整。
ここなら、指揮見えるな。
ラッパ長は団長に敬礼をしに行き、戻ってきた。
おいっ!!まじかっ!?
あれほど、こっぴどく位置を動かしたりするなよって言われたけど、あんた戻ってきた場所全然違うじゃん。
まったくラッパ長見えないわ。
どないすんねん？
それ、どう言うこと？
ラッパ長テンパり感半端ないわ。
もう覗き込むようにして太鼓叩いたわ。

その後、大会を見に来ていた区長が言った。
「上発地の消防団ももう先がない。入る人がいない。子供がいない」とアホなことを言いやがったので、「子供が居たって入んねぇ～だろ!!(バカ)」と言ってやった。
だって、お前の息子消防団入ってないだろ。
他の上発地消防団員に親指を立て「グッジョブ」と心の中で呟いた。
みなうなずく。
よく言ったって感じだが、アホには通じまい。