テメ～ラ

アカシアの花が満開を向かえ、レタス畑に甘い香りが漂う。
心地よい朝だ。
収穫をしていると上発地防除用水に、8部の消防団員がポンプ操法練習に使用する水を取りに来ているのが見える。
僕はラッパ班なので、ポンプ操法練習は免除になっている。
でも、明日は行きますよ。
ポンプ操法の意味が分からない方は検索を。
選手は朝から走らされる。
水を出すまでのタイムも競うからだ。
水を出すから、水が必要になり取りに来ているのだ。
平均30代後半の連中が朝から、走りたくもないのに走らされるのだから、団員には感謝。
それをサポートする団員にも感謝。
そんなことを思いながら、レタス収穫を続けていると、消防団に入っていない奴がジョギングをし通りすぎた。
アカシアの香りの心地好さが一気に消え、イラッと来るわ。
お前は自分の欲求を満たすために走っているが、お前の同世代は地域の安心安全を満たすために走ってんだぞ。
消防団なのに、蝋燭のような人達やわ～
自分を犠牲にして、みんなを照らしているのだぞ。
まぁその中でも、一番自分を犠牲にして、みんなを明るく照らしているのは僕ですけど(自称)

レタスの出荷を終え帰宅すると、軽トラが止まっていた。
ん？誰だ？
家に来た軽トラか？
無断駐車か？
玄関まで来ると誰か立っている。
うぁ!!
大御所中の大御所の方が来ているではないか。
これ、僕怒られるね。
「テメ～か～、テメ～ラトマトって名乗ってるのわ？」って言われるかと思ったわ。
干ばつで川の水が少なく、温水溜池(八風湖)の栓の件で、オトンに聞きたいことがあったようだ。
ビックリしたわ。