ブラック片山農園

朝5時から仕事をし、7時に家に戻るとパジャマ姿のオトンがこう言った。
「俺が病院に行って帰ってきたらロータリーするから、それまでに肥料撒いておけ。トラクターに燃料入れておけ」
絶対無理である。
だって、これからキャベツ収穫よ。
早くて二時間半。
肥料撒きに一時間半。
間に合うわけないと言うと「スピードアップでやれ」
もう朝食10分で畑へ。
出荷と肥料撒き終わったのが11時半。
それからキャベツ定植の準備をし、帰宅は12時10分。
実習生の仕事開始は13時半なので、それまでにしておきたい仕事があるので、3分で昼食を済ませ畑へ。
そこから、19時まで目一杯仕事。
帰宅して、手を洗い消防団ラッパ練習へ。
休みなしだわ。
行けば行ったで「片山電気つけろ」
スイッチの場所を教えてもらってつけたが、他にも電気のスイッチがあったらしく、点灯してない電灯もあった。
すると「片山電気つけろって言ったろ」ハイまた怒られた。
一日働いて、怒られに行くわけですよ。
21時過ぎに帰宅。
もう飯も食べたくないわ。