軽井沢one beauty 片山農園の日々雑感

軽井沢で農業をしながら、ちょっとしたことをブログに書いてます

法務局へ

2016-04-05 20:26:00 | 農業
朝からレタスを定植する気満々でいたが「あれ?霧降ってるじゃん」こりゃダメかな?
とりあえずハウスへ苗の管理へ。
霧降りは激しくなり、今日レタス定植無理と早々諦める。
そんなんで法務局へ。
法務局は佐久市にあり、家から少し行くともう霧はなく、御代田町ではサニーレタスを定植する姿が見える。
なんだこの違い。
でもね、この霧が野菜を美味しくしてるのよ。
法務局へ行く理由は、町農業委員会から地目変更の通知が来たからだ。
地目変更は二ヶ所。
一つは家の前の植木が植えてある場所。
その地目が畑になっているので、もう畑ではありませんと。
もう一つは僕が子供の頃から落葉松が生い茂っている場所。
この地目が畑と言うのだ。
この回りを友人が数年前原野だと思って買ったのだが「あそこ地目畑だって」って驚いていた。
確かに、どう見ても原野森林だよ。
その上、この地目になっている畑のほとんどが川の中なのだ。
八風湖から流れてくる川の中に畑があると言うことだ。
これワサビ作れってことか?
先日、市場挨拶回りのミス大阪の時にも話をしたのだが、「僕、軽井沢に土地持ってます。川の中だけど」って。
その地目が畑だが、家として地目がなんなのか分からないまま法務局へ。
法務局の相談の窓口で「地目変更で」と話す。
「今、地目が畑になっている所は、どうなっているんですか?」
「川です」
「川?」
「ハイ川です」
「川と言うのは、畑に小川が流れているってことですか?」
「イイエ、川の中です。ほとんど川で2割ぐらいが落葉松林です」
畑の地目変更が川と言う有り得ない事態に相談窓口のおじいさんは、どっかに行ってしまった。
資料を持って再び登場。
「川と言うのは…そんなに広くないですよね?」
「水の流れいる場所は3メートルぐらいはありますよ。川幅はもっとありますよ」
「えっ?」
「一級河川です」
「一級河川?」
「ハイ」
軽井沢の一級河川の地主って面白いから絶対売りませんけど。
最終的に一級河川と言う言葉に相談窓口のおじいさんお手上げで「写真撮ってきて下さい」で法務局を去るはめに。

午後レタス定植。

上発地側からレタスを美味しくする霧がまた迫って来てますわ~