それは台風が来る前の日のことじゃった～
八風温水溜池、通称八風湖の水利組合組合組合長より電話が来た。
｢町より台風に備えて池の水位を下げて欲しいって連絡があったんだけど、俺今から出ちゃうから修君抜いてくれるかな？｣そんなような電話だった。
僕は副組合長なので(どんだけいろんな肩書きもってんねん？)了解し溜池の水を抜きに。
行く前に消防部長にも抜きに行ってくるとLINE。
そして、今日も部長はバイクに乗り警らでやって来た。
｢イヤ～八風湖の水抜いて正解だったよ。あれ抜いてなかったら村全滅だったかも｣
こりゃ村人を洪水から救った救世主ですかね？
こりゃ神様から願い事一つ叶えてもらえるかな？
そしたら、🎵僕は貧しい農夫 みんなの命を守りにこのダムにやって来た。
🎵このダムの中に栓がどこかにある～
そこにダムの神様登場。
🎵🎸村人を助ける優しいお前に胸打たれ、お前に願いを一つだけ叶えてあけよう～
🎵な・ら・ば～大きないつもつを
ってどぶろっく的に言いたいが｢抜いてないんです｣
部長｢え？｣
｢抜けなかったんです。どうロープを引いても栓びくとも｣
｢てっきり抜いたから助かったと思ってたのに｣
大きないつもつはもらえそうにありませんわ。