しろにゃんがいたときだから、何年前になるのだろう・・・?
(まだ若かった)ばあさんが、おいしく頂くために、七輪で魚を焼いていたのですよ。
そのころはネコは普通に放し飼い、ごはんにおかかをかけた『ネコまんま』を食べていました。
泥棒ネコにおかずを盗まれるなんて、よくあることだった時代です。
七輪で魚を焼いてるといい匂いが近所中にするわけで・・・。
屋根の上からどこかのネコが見ていたりするんです。
その時、遠くから「ニャー、ニャー」と、
とても大きな声で鳴きながら、しろにゃんが走って帰ってきました。
だって、自分の家で魚を焼いているんですよ。(しかも、七輪で!)
おこぼれを貰えなかったら大変
おかあさんに聞こえるように叫ばねば「お魚ちょうだい、ちょうだーい」
・・・
普通ネコって、こうですよね?
秋になってサンマが美味しい季節・・・ばあさんが焼き魚を買って来て
「ほうら、魚だよ~」ってキョーボーネコさんに見せてやったら、
クンクンて匂い嗅いで、プイっと2階に行っちゃったんだって。
そりゃあ、キャットフードしか食べた事ないもんねぇ。