関東は秋の長雨。今度はフクロウといっても今から2500年前の古代ギリシャの貨幣のフクロウ。画像はエーゲ海に突き出たアティカ地方の古代都市国家アテネで紀元前500年頃から約5世紀に渡り流通したテトラドラクマと呼ばれる銀貨。オリュンポスの神々が支配していた神話の時代、十二神でゼウスの娘の知恵と芸術、そして戦いの神で守護神のアテナと、知恵と聖なる象徴とされていた同地に棲息するコキメンフクロウとオリーブの葉に三日月は最も象徴的で人気のモチーフ。右端に上からΑΘΕの文字はアテネを意味する銘。気になる裏面の二か所にある大きな刻みは、当時多く出回ったとされる偽造貨幣と本物を識別する目的で断面が切り込まれた痕跡で本物の証。
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