雲の上を歩くひと

日常生活や、過去を振り返っての
回想日記(←ボケ防止のために綴ります。)

あの日のこと 1.17阪神淡路大震災 その23

2011-02-03 21:29:54 | あの日のこと1.17阪神淡路大震災

家に木炭があったので、網焼きをして

冷蔵庫にある食料を焼いて食べると弟が言い出した

ブロックを積み上げ、その上に網を敷く

 

食料は、ベーコン3切れ。。。。

切な過ぎる。。。。。

 

ベーコンを焼いている途中

通りかかった人が「あら!?焼いてはんの?」と

ほほえみながら声をかける。

 

これは、地震の時よく感じたんやけど

町中の人が互いに声を掛け合っていた。

今まで全然見たことも、話したこともない人が

「どこ行きはるんですか?」とか

「どうですか?」とか

普通に声を掛けてくれる

 

わたしは、そういう光景が非常にあったかく思えた

よき昭和の時代みたいで。

そういう温かさは、時代と共になぜか失われていくよね。。。

 

地震という一つの大きな出来事が、悲劇と同時に

人と人との絆を結びつけたと思う

 

ベーコンの臭いが漂ってきた

どうやら焼けたようだ

 

「俺。。。原始人みたい」と

弟が独り言をいいながら

積み上げたブロック塀の前で

あぐらをかきながらベーコンを食べていた


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