私の部屋は純和室だ。四方の壁のうち、一つが土壁、二つがふすま、一つが障子というこれでもかって位の日本式だ。床はもちろん畳で、ご丁寧にも日焼け防止にゴザが敷かれている。1年ほど前にベッドを配置してみたのだが未だにミスマッチの感が拭えない。
そして以前にも書いたがこの部屋にはエアコンが無い。防寒対策として用意しているのは無駄にでかい石油ストーブだけ。かれこれ6年ほど働き続けるベテラン選手だ。しかし家電 . . . 本文を読む
「僕は血の味がする」
「何言ってんですか?食人族へのPR?」
「漫画『ピンポン』でそんな台詞あったよね」
「それを言うなら「僕の血は鉄の味がする」でしょう」
「血と皿の字が似ているのって何かしらの理由があると思う」
「時期が時期ですから猟奇的な話は止めてください。・・・何で指先を見ているんですかってあら、血が出てますね」
「さっき人差し指を切ってしまった」
「ところでこの前出した写真コンクールの結 . . . 本文を読む
苦手な事はなるべくやらない。得意な事、好きな事をとにかく伸ばす。その方がいい。前者ではモチベーションが上がらない。学生時代でもう飽き飽きだ。時間が勿体ないのでやる必要がないものは削除して負担を軽くしていく。それでも人生は回っていく。なんだかんだで懸命に生きてきたつもりではあるが、目の前の事にこだわり過ぎて非効率な方法に慣れてしまっていたのだ。それはそれで得るものはあったけれど、もう十分だ。後は好き . . . 本文を読む