「『妖精の守り人』って知ってる?」
「知ってますよ。女用心棒バルサが水の妖精を宿した皇子チャグムを追手から守る古代東洋風ファンタジーでしょう?ちょっと前にドラマ化していましたよね」
「そう。学生時代にいくつかシリーズを読んでたんだけど途中で放り出してたんだよね。ただそのドラマ化をきっかけに改めて読み返したらはまってさ。シリーズ一気読みした」
「おもしろいですよね。地域に残る風習、伝承を物語の . . . 本文を読む
舌の付け根右部分に口内炎ができた。しゃべる事も食べる事も難儀だ。口内炎にはちょくちょくなるが、病気という訳ではない。舌が奥歯にぶつかって傷になるのだ。要は歯並びの悪さに起因しているものなので根本的な解決方法は歯の矯正位しかなく、わざわざ痛い思いまでして治す必要も無いかなと考えて今までに至る。
この口内炎が先日から挑戦中である小説「坊っちゃん」の音読にも影響を与えている。ただでさえ言葉遣いが昔のも . . . 本文を読む
例え嘘の顔でも、演技し続けていればそれはいつしか本当の顔になると思っていた。その推測は事実の様だったが、同時にその演技には、以前の卑屈な性格を上書きする効果がある訳ではないとも気付いた。明るく過ごすことで自分の中の影になっている部分が一層色濃くなっている。これを直視していると深夜の海を覗くがごとく体ごと吸い込まれてしまう様な気がするので、ひとまずこの暗闇は放っておくこととする。再びこれを見る時には . . . 本文を読む
嫌いな言葉ベスト3
3位「BMI」
理由:人にはそれぞれ姿形に個性があり筋肉や骨の特徴も違うだろうに、それを無視して身長と体重で安易に痩せ、肥満を区別する態度に傲慢さを感じる。
2位「負けず嫌い」
理由:本来この言葉は「負け嫌い」である。これでは「食わず嫌い」のように、「負けたことはないけど負けるのが嫌だ」という意味になる。負けたことがあるからこそ、本当に負けるのが嫌いになる、勝ちたいと思 . . . 本文を読む
長年頭を押さえつけていたフタを吹き飛ばしたような心持ちだ。どうせ否定されるから言わないでいたら、真に言うべきことが言えなくなっていた。ここ数年で心がやさぐれてしまった感が否めない。純粋だったあの頃の自分はとうに死んでしまったのだ。嘘です。純粋だったあの頃なんて生涯において存在しません。
天然ボケとツッコミ気質と目立ちたがりとボケたがり。色んな要素が自分の中にあるけれど、それら全てをさらけ出したら . . . 本文を読む