香川県本土の最後の市町(村)の観測を完了しました。今日はさぬき市訪問でしたがロケハンなしでの撮影なので不安もいっぱいでした。国土地理院の地図とgoogleMAPで撮影場所3箇所をピックアップしていました。
当初予定の場所は時間的余裕もあり、じっくり設営。しかし、予備撮影するとナトリューム等や民家の影から怪しい緑の光芒が写りこみます。おそらく、クリスマスのイルミネーションだろうと思います。10m前後移動し民家を盾にしたのですが、どうしても写りこみします。この光には目をつむりその場で撮影とも考ええたのですが、気になり移動を決意。
2箇所目の場所はすこし山あいになるので変な光はないのですが、道淵なので、もし車が通るとモロに光をかぶります。しばらく考えてここも移動を決意。
3箇所目はもうカノープスが昇り始めた時間での移動なので気が急きます。そこは農道です。讃岐山脈側(南方向)に移動したので、まずはカノープスが見えるかどうかが不安です。とにかくカメラを設置。もう0時30分を過ぎているのでいつ上ってきてもおかしくない時間でした。カメラ設置後すぐにカノープスが見え始めました。ラッキーな設営になりました。
カノープス南中高度は2.98度
撮影終了後の山の稜線確認の画像です
帰宅後の確認で、遠方の車のライトがレンズに直接影響していました。4フレーム(20秒分)比較明合成から外しました。星の軌跡の2/3の位置の隙間はその影響です。南中時の僅か1分後です。撮影開始直後と終了直前の明滅は星が木に見え隠れしたものと思います。
この場所はとても暗く、西の髙松方面はぼうと光芒が上がっているのですが、南から東にかけてはてとも良い場所です。冬の天の川は分かりますし、バラ星雲の中心の星団の存在も肉眼で確認できました。(星団内の一番明るい星は6.0等級)
これで14自治体での撮影を完了しました。あとは島嶼部3町です。