土曜日は強風が吹いて、台風の後のように葉っぱが飛んでいた。
葉を掃き寄せて掃除をした。
お隣の庭にも舞い落ちている。
箒の柄につなぎの棒を、ガムテープで巻いて継ぎ足した。長い柄にした。
それで、フェンスの間から箒を入れて葉っぱを掃き寄せて、U字バサミでつまんで取った。
見上げると葉はまだまだついている。
4メートルの長い高枝バサミで、枝を払う。
最初は調子よく切れたが、途中から木が邪魔になったり、目がチカチカして、枝が見えない。
上手く切れないが、高枝バサミで葉をたたき落としたりして、お隣側の枝葉を少なくした。
そのうち疲れてきた。
浴室の椅子を持って来て、脚下部と底にガムテープを少し巻いて、土がつかないようにした。
それに座って、枝切を開始する。
やっぱり少ししたら、飽きたのでやめることにした。
これぐらいなら、お隣に迷惑にならないだろう。
本当に、密集している都会の家は気を遣う。
それでも1時間ぐらいやって、45ℓのゴミ袋に6分目ぐらいになった。
木の途中にひかかった枝を箒に棒をつけたもので突っついて落とす。
植えた時には、考えもしなかったことが今、気にしている。
働いていた時には、百日紅の木は、花が終わっても葉が落ちても、ずっとそのままで、ゴミの日に掃くぐらいだった。
植木屋さんが「これはいい木だから・・・」と植えてくれた。
既に太ももぐらいの木だった、もったいなくてバッサリと切ってしまえない。
それでも、お隣に近い側の太い枝は十年ほど前に切り落とした。
樹形は格好悪くなった。
息子には「お母さんが死んだら、庭の木は全部切ってしまっていいから」と伝えている。