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ミラ クイックシフト取付け

2010-02-06 | クルマの話
兄のL250ミラの話。
当たり前といえば当たり前かもしれませんが、純正状態ではミラはシフトストロークがすごく長いです。せっかくエンジンが良くても、シフトチェンジに時間がかかってしっくりこないとのことで、いわゆるクイックシフトを取り付けてみました。

使用したのはパワーハウスDTMというショップのSSスポーツシフトという製品です。これは長さが調整式になっていて、レバー比の調整が出来るようになっているのがユニークです。
この製品はシフトノブが付属するのですが、ノブは要らないと言ったらその分安く買えたそうです。なかなか良心的なショップですね。

ではでは作業の紹介です。
まずはフロントをジャッキアップしてウマに乗せます。
床下にもぐって見るとシフトレバーやリンクが見えます。
FFといえばワイヤー式なのかと思っていましたがこのクルマはロッドです。

ミッション側のリンクの接続と、シフトレバーの軸受ロッド(?)のボルトがありますのでこれを外します(左写真)。
続いてレバー側、右写真の二個のナットを外すとレバー、リンクごと外せます。

実は、シフトレバー交換といえば室内側をバラす必要があると思って内装を外してもらったのですが、結局下からだけでOKでした(^-^;)



ASSYではずれたら、軸受け部分のスナップリングを外せばレバーとリンクだけになります。このときスナップリングプライヤを持っていなかったので内心ちょっとあせりましたが、ダイソーで200円で買った先曲がりのラジペンで無事に取り外しできました。200円ラジペン、意外と使えます。



ところで、このSSスポーツシフト取付けには1ヶ所加工が必要です。
シフトレバーとリンクの接続ピンがリベットのように頭をつぶされているので、分解することが出来ないのです。部品点数や組み立て工数の削減ができてボルトナットのように緩まない…と合理的な設計なのですが、このままではクイックシフトに交換できないのでこのピンを削り落として抜きます。

サンダーで注意深く削ったら、ハンマーで叩いて外せる…はずがなかなか外れず苦労しました。プレスはおろかバイスも無い環境なので地形(?)とジャッキを利用して抜きました(笑)



…いや、もっとガンガン削れば普通に抜ける気もしたんですが、リンクが傷ついちゃうのも嫌だったんで(オーナーが目の前で見てるし)
削ってしまったピンの代わりには、専用のボルトとナットを使ってリンクを接続します。

左写真は純正とSSシフトの比較です。
支点から下の部分の長さを調整できるようになっています。写真は最大に伸ばした(=一番ストロークが短い)状態です。
支点から上も少し短いのでノブの高さもその分低くなります。



で、あとは元通り組み付けして、試走して良ければ完成です。
自分でも乗ってみましたが、フィーリングは上々です。最長にしておいたので、ストロークはかなり短くなります。感覚的には半分くらい?コクコクっとしたクイックシフトらしいフィーリングが味わえます。

あんまりレバー比を小さくすると入りにくくなったりしないか心配でしたがまったく問題なしでした。もちろん操作する力は純正より要るのですが、これくらいのが良いんでは?というくらいの範囲でした。

と、いうことで無事作業完了。
オーナーもかなり気に入ったみたいで良かったです。
それにしても、シフトストロークが短くなると、運転した印象がずいぶん変わるもんですね。自分のクルマにも付けてみたくなりました。
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