KTM純正 BPV |
これ、クランクケースからエアクリーナボックスにつながる配管にチェックバルブ(ワンウェイバルブ)を設置することでいろいろ良いことがあるよ!という部品です。市場にはいろいろと高価で見た目も派手な製品もたくさんあるのですが、KTMには安価な純正部品が存在するので使ってみようと思い立ちました。まあ、部品はなんてことない普通のチェックバルブ(ボール+スプリングのタイプ)ですが、ホースバンドもついて4000円弱と安価なため流用部品としても有名なようです。社外品だと桁が一つちがうものも多いですよね(そっちの主流?のT-REVなどはリード弁タイプのようです)。
さて、BPVの効果としてよく言われるのが、エンジンブレーキの軽減です。390DUKEもそれなりに排気量のあるシングルということで、エンジンブレーキは強いです…ジムカーナの練習会なんかにちょろっと参加してるのですが、ライダーが下手っぴなのも相まって、どうもギクシャクしがちですので、それが少し軽減されれば良いなあと思って取付けました。
結果的にはエンジンブレーキは確かに軽減して、乗りやすくなったのが実感できました。
KTMの純正品は、本来もっと大きな排気量EG用の部品?のようで、390では効果はあまり体感できない的な記述も見かけましたが…まあ感じ方は人それぞれということで、自分としてはよかったです。
付けるのはこのホース | 長さを合わせてカット |
取り付けについてですが、これはもうクランクケースからエアクリーナボックスに伸びるホースに割り込ませるだけ。注意点は向きくらいです。一応取説が付属するのですが、そのくらいしか書いてありません。。
ただ、付属のホースバンドはカシメタイプで、4輪車のドライブシャフトブーツでよく見かけるアレです。私はたまたま4輪の整備用として持っていたものがあったので使えました。monotaroの安価な工具ですが、ちゃんと使えています。
専用工具でカシメ | 装着状態 |
と、こんな感じで手軽にフィーリングアップできたので、なかなか良いのではないでしょうか。
ところで390DUKEの場合、ヘッドカバーからももう1本エアクリーナボックスに伸びているホースがあります。ちょっと内部の構造がわからないので何とも言えませんが、一般的な構造ならクランクケースと連通していると思われます。つまり、BPVを1個つけた上記の仕様は「何となく正圧を小さくする」程度の仕様になっていると思われます。
T-REVのサイトにあるようにクランクケースの内部を負圧にすればするほど良いのなら、こちらのホースにもBPVが必要になりそうですね。ひとまずこの状態で様子を見てみようと思いますが、このあたり詳しい方いたら教えていただきたいです。
個人的には(程度によると思いますが)常時負圧状態にしていいの?という疑問もあるのですが…どうなんでしょうか。
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