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制震テープ 勉強会

2009-05-26 23:34:34 | 講習会
本日、アイディール社の制震テープの勉強会に参加して来ました。

この制震テープを簡単に説明するとこんな感じです。

制震テープとは、厚さ1mmの粘弾性体テープです。
高層用ビル用の制震装置に用いられる粘弾性体(ブチルゴム系)を、
制震住宅用として、両面テープ状に加工したものです。
通常の粘着テープの2倍以上の粘着力を持ち、高い耐久性を備えています。
柱と面材(石膏ボードなど)を強力に粘着させることができます。
軸材と面材の間に緩衝材として耐震テープを挟み込んで地震エネルギーを
吸収し、地震に対して建物全体が粘り強くなることで、耐震住宅となります。
粘弾性体だけでは制震ダンパーにはなりません。制震テープ、軸組と面材
の3つが揃って、はじめて制震ダンパーとなるのです。
「超制震住宅」とは、家全体が制震ダンパーとなる住宅です。

いろいろな話を聞くと、今、耐震よりも制震が”熱い”気がします。
ただ今の法律では、耐震等級はありますが、制震等級が無いので、
現在の性能表示では、耐震等級でしか表せないそうです。



勉強会の使用した資料です。

ちなみに、この制震テープは防災科学技術研究所、東京大学、清水建設
の共同開発で作成されたそうです。

アイディール・ブレーンさん、本日はありがとうございました。


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