ホンダジェットー信念の力ー

コンセンサスで飛行機は作れない、ホンダジェット開発者の強い信念

　「HondaJet」は、小さい都市間を直接結ぶ交通システムというコンセプトの下で開発しました。ビジネスマンが出張などで日常的に使うことを想定し、低料金で利用できることと、乗客スペースを広げることを大きな目標として掲げたんです。

コンセンサスで飛行機は作れない、ホンダジェット開発者の強い信念

　画像はHonda.co,jp　プレスリリースより

自虐的ではありますが偉人といわれる人は国内では認められず国際的評価を経て日本でも認められるということが多々あります。うまくいくいかないは率いる人の信念とセンスにかかっているのかなと改めて思いました。そして何よりも忍耐力。4半世紀をかけて実現にこぎつけた信念、忍耐力には畏敬の念を抱きます。

以下、インタビューより

「特に日本では、誰もやっていないような新しい研究を始めようとすると、必ず「他にやっているところはあるか」と聞かれます。これに対し「米国のA社がやっています」とか「米航空宇宙局（NASA）がやっています」と答えると「よし、やれ」、逆に「世界中で他にやっているところはありません」と返すと「じゃあ、可能性がないからやめろ」となる。本当の研究というのは、逆だと思いませんか。 」「

私は自分の造りたいと思う飛行機を思い描き、それを実現するんだという強い信念の下、自分の物差し、自分の価値基準で進めていこうと開発の考え方を切り換えたのです。

　結果的に、このマネジメント・スタイルがあの形を生むことへとつながっていきました。コンセンサスだけを得ながら進めていたら、あの形には到達できなかったと思います。

」