名古屋市科学館にやってきた「毒」展へ行ってきました。大きく5章からなり、まずは人間にとって毒でないものが毒になりうるということ、身の回りには毒があふれていることが紹介されています。毒も動物、生物由来だけでなくマイクロプラスチックのように人間が生み出してしまったものがあります。また犬とかだと玉ねぎやブドウなど体質的に受け付けないものありますがこれは裏を介せば人間にとっての毒というのは他の生物にとって必ずしも毒ではないということになります。 また植物などでは毒性が成熟などによって変わるものもあり日本でも最も食中毒が多いのはじゃがいもの芽起因とのことですが植物の実は食べてほしい時にもっとも誘惑するように作られているというのも巧妙なところです。 生物は攻撃するもしくは防御するために毒という手段を身に着けたわけですがこれが擬態、盗用、逆に耐性をつけることで共存するという進化をもたらしたことも指摘されています。名古屋ならではの企画としては名古屋大で研究し、フグ毒の研究での功績が大きかった平田義正教授の研究の紹介と名古屋市立大蝶ヶ岳ボランティア診療班、大学院医学研究科 神経毒性学分野 とのコラボのクイズなど。 毒はうまく利用するためにも毒をよく知ることが必要と感じられる内容でした。
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