Takekida's log

千里の道も一歩から

シリコンバレー黒子の教え

2020-01-11 22:52:40 | Training
 
1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え
エリック・シュミット (著), ジョナサン・ローゼンバーグ (著), & 2 その他

 GAFAの一角、特にGoogleとAppleの経営の裏を担ったといってもいい「共通の師」=ビル・キャンベルの教えを本にしたもの。キャンベル氏はカレッジ・フットボール選手からコーチとなり、その後ビジネスの世界に。 アップルCEOとなったジョン・スカリーに誘われて西海岸に移り、スタートアップのCEOを歴任し、アップルやグーグル幹部のコーチとなりました。 実績としては実を担っている経営者の方に脚光が浴びるのは致し方ないことですが裏にはこういった共通のサポーターがいたということは驚きです。
 特徴を言えばとにかく効率よりは人間と人間のつながりや愛やTeamとしての融和、Outputを重視する考え方で名誉や賞賛や見返りのようなものは全く求めていません。かつ現場というか「実」を重視して自身の確固たる価値観というものがあり、ビルキャンベルさんの人間としての器の大きさというのに圧倒される内容です。 
 キャンベルさんが求めた人材の資質とは・・・
①知性:勉強ができるということでなくあらゆる分野の話を取り入れ、常ぐことのできる能力(遠い類推という読み方をしたらしい)。
②勤勉、③誠実、④やりぬく力=グリット
陣頭指揮を執り、口ばかりを出すのでない「実行」できる人物を求めていたようです。そして哲学として何よりよい仕事をするためにはよい人間関係のある仕事環境が必要だということを強調しています。協力的な職場環境はリーダーと構成員双方が生み出すものであるがゆえにその雰囲気を形作る人間性にFocusしたのだと思います。こういった人で構成されたコミュニティは社会関係資本といっても良いのかもしれません。以下の言葉なども上記のような要素を補完しているように思います。
 ・部下が君をリーダーにしてくれる
 ・信頼とは約束を守ることであり、誠意であり、率直さであり、思慮深さである
 ・利口ぶるやつはコーチ出来ない(正直で謙虚な人材を見極める)
 ・人は物語を理解すれば、それを自分の身に置き換えて考え、何をすべきかを悟る
 文章で書いてあるけれどあまりにも人間として「素」な部分であるがゆえに簡単にまねができるようなものではないとは感じましたが少しでも意識することはできるように思いますので参考にしていこうと思います。
 
 
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 触感を伝えるデバイス | TOP | 20名古屋消防出初式 »
最新の画像もっと見る

post a comment

Recent Entries | Training