てのしごと~ながくて風土~

2023年もよろしくお願いいたします✨

長久手の梅で、梅干しづくり。

2018年06月12日 | 保存食

今年もこの季節がやって来ました~~っ✨

みなさまは、もう今年の梅干し漬けられましたか?

我が家はなんとか先週、梅さんにご縁があって、小梅3.5キロ、大梅5キロを無事漬けることができましたm(__)m

しかもこの梅さんは、我が家からとってもご近所で、しかも親子ともども仲良くしていただいているお友だちのご実家の立派な梅の木からなった立派な梅さんなんです…!

こういう繊細な実物の栽培や収穫、仕分けなどはとっても神経を使うことだと思いますが、友人や友人の息子くんや娘ちゃんもお手伝いされたそうで、本当に大変だったと思います✨

こんな梅さんを我が家にお迎えさせてもらうことができて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです…!

我が家に到着した時の、梅の状態ですが、小梅は熟してきていて、大梅はまだ青く固い状態でした。

コチラは小梅。

触ると少し柔らかくなってきていて、もう漬けてもいいよって言っています・笑。

一方、こちらの大梅はまだ触ってもコリっと固くて、まーだだよ~って言われました・笑。写真では大きさがなかなかわかりずらいですが、この大梅さんたちはとっても立派でひとつ卵くらいの大きさのものもあるくらいとっても大きな梅なんです。

こんな立派な梅さんを分けてもらえて、はぁ~本当にありがたいわ…。

そして、現在の我が家のカメの状況ですが、5号の大きなカメ3つはすでに味噌で埋まっており、一番大きい8号のカメと、3号のカメ、2号のカメ、それぞれ一つずつ…という状況でした。

さて…。

どれをどれで漬けようか…。

小梅は3.5キロもあるので2号でも3号でも入りきらないのは目に見えていたし、大梅も5キロもあるので足りないな…と思ったんですが!!

この小梅と大梅の熟し方の違いのおかげで、8号のカメに順に漬けていこうと思いつきました。

まずは8号のカメで小梅を漬けて、大梅を漬ける段階でカサが少なくなった小梅を3号のカメに移動させるようにしました。

まず、小梅さんたちを大きな8号のカメで漬けて…。

翌日水があがってカサが減ったら、3号のカメに移しました。

このカメは3号のカメです🎉ここで、天日干しにする日まで待っていてね…✨

そして、3~4日経って黄色く美味しそうに熟してきた大梅を、このカメに漬けました。

コチラは水があがるのに丸2日間かかりました。

この梅酢にしっとりと浸かった大梅さんを見て、きっと美味しく干せあがることを確信しました…!

以前こちらの梅をいただいた時もすっごく美味しく仕上がって、この梅干しを今でも大事に大事にいただいているんですが、またあんなに美味しい梅干しが食べられると思うととっても幸せな気持ちになりました。

さてさて!

何度も記事にさせていただいていますが、梅干しを漬ける手順を簡単に書かせていただきます。

まず、梅はよく洗って、なり口(枝にくっついていた部分)を竹串などで傷つけないようにそっと取ります。

スッキリ…。

梅の分量の20%の塩を準備して、ボウルに焼酎を出します。梅1キロなら200gの塩ということになります。

梅を焼酎のボウルに入れて、全体にまぶしつけます。こうすることで、カビを抑えていきます。

次に、塩のボウルに焼酎をまぶした梅を入れて塩をまぶします。これをカメに入れていく…ということを梅がなくなるまで繰り返します。

残った塩で梅を覆うように漬けます。

梅の重さの1~2倍の重さの重石を乗せて、カメの蓋をして水があがるのを待ちます。

水(梅酢)が上がったら、梅雨が明けて晴天が続く日を見計らって3日3晩天日に干して出来上がりです。

この写真は大梅を漬けた時のもの。

とっても黄色くきれいに熟してくれましたね~✨

ああ~可愛い~。

…梅を漬ける前に、カメの内側や蓋の内側は焼酎を浸したキッチンペーパーなどで消毒しておいてくださいね…♡

…梅を漬けられて、一度カビが来ちゃうともう梅干しづくりが怖くなってやめちゃう方多くみえますよね。

カビですが、わたしはこの2点を気を付けたらカビが来ることはほとんどないのかなと思います。

1つ目は、カメや梅を焼酎でしっかり消毒すること。

2つ目は、毎日カメを見てカメをゆすって(あおって)、梅干しひとつひとつが梅酢に浸るようにして梅が空気にふれないようにしてあげること。

これだけは、毎回気を付けてやっています。カビはもちろん来ません✨

こんな風に表面の梅は沈みきらないし、どうしても空気に触れてしまいますが、毎日梅酢をかけるようにカメをあおって、しょっちゅう梅酢をかけてあげると大丈夫です!

一度カビが来て、梅干しづくりってやだな~って思われる方みえましたら、梅1キロだけでも買って一度こういう風に天日干しの日までを過ごされてみてください✨

…ところで、みなさんのお家の周りに梅の木ってありますか?

わたしは生まれた金沢も、育った大阪も畑や果樹園などはまったくないところだったので、長久手に住むまで兼六園の梅園(💦)くらいしか梅の木すら見たことがなかったんです。

でも、今では近所のいたるところに梅の木があって、梅園のようになった場所が多くあるんです!

かなり感激でした。

梅干しづくりの里山の食文化が、今も暮らしにとけこんでいるんですよね。

イオンやIKEAができ、オシャレなお店がたくさん増えてきた長久手ですが、こうしていたるところで梅の木や栗の木を目にすることができて素敵だなと思います。

今年も立派な梅をわけてくださって、友人のお父さんお母さんには感謝感激雨霰です…⚡🙌😿


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