総合病院の案内にいた時 前の職場の近くの食堂の板前の助手で 60歳近いひとりものである 彼に会った 。
口数の少ない彼は あまりにも 近ごろ 体調不良で 節節が痛く 腰が特に痛いので 検査を受けた その結果を 聞きに来たという 初期の前立腺がんと宣告されたといい お先真っ暗 今何も考えられないと ガックリ !
彼は 人里離れた村にいて 死に忘れた高齢の母と 早くから隠居した ひとりものの兄と三人で暮らしている 二人とも 早稲田大学を卒業し しばらくは 定職にもつかず きままに 暮らしていたのだ 楽しみは クラッシック モーツァルトである。朝のコーヒーを 窓から見える山々見て モーツァルトを聞くのが最高だと言う
ある時 私が 妻と一緒に ドイツ に旅行する時に モーツァルトの本を三冊も貸せてくれた 何度も 行きたいな~と聞いた
今のガンの宣告を聞いて 「俺の人生 何なんだろう !」という
前立腺がんは 腰痛 頻尿 血尿の 症状があると言う
手術のできない場合は 抗がん剤治療となり 早期発見の場合は 非常に完治し易いと言われる。