【緊急記者会見】あす23日930~外国特派員協会で人質のジャーナリスト後藤健二さんの実母・石堂順子さんが記者会見。「息子の命を救って」。最後の訴えです。
イスラム国に拘束されている後藤健二さんの母親が今、外国特派員協会に到着した。
【後藤健二さんの母@外国特派員協会】23台のテレビカメラが放列を敷く。ライブ中継は5社。アルジャジーラも来た。お母さんの声がイスラム国にリアルタイムで届く。もちろん官邸にも。
【後藤健二さんの母@外国特派員協会~連投1】
日本国民、日本政府の皆さん、健二がご迷惑をおかけしていることをお詫び申し上げます。
【後藤健二さんの母@外国特派員協会~連投2】
私はこの3日間、近辺に何が起きているのか分かりませんでした。健二の嫁と
昨夜電話で話ました。「2週間前に(健二の)子供が生まれた」と聞き驚いた。
【後藤健二さんの母@外国特派員協会~連投3】「この会見を止めるようにとの電話がたくさん入っている。それは間違いだと思う」。
【後藤健二さんの母@外国特派員協会~連投4】
健二は幼い頃から心の優しい子でした。出産したばかりの奥さんを置いて乳飲み子を置いて出かけて行った。私は健二に憤りを感じた。
【後藤健二さんの母@外国特派員協会~連投5】「不思議でならないことがある。自分たちの地球を自分で壊すということ。原発、原爆で地球を壊す。込み上げてくる悲しみは原子力です」。
【後藤健二さんの母@外国特派員協会~連投6】「イスラムの方々も地球の平和を考えて素晴らしい地球が作れるのであれば、私の命などどうなってもいい」。
【後藤健二さんの母@外国特派員協会~連投7】「健二はイスラム国の敵ではない。私の命で変えることができるのであれば、健二は正義感の強い子でしたから、釈放して頂ければ・・・」
【後藤健二さんの母@外国特派員協会~連投8】「健二は行く前に連絡がなかった。私に心配させたくないから、反対されたくなかったからだと思う」。
【後藤健二さんの母@外国特派員協会~連投9】「親戚からこの会見を止めろと電話があった」。
【後藤健二さんの母@外国特派員協会~連投10】「すべての地球上に
住んでいるお母様はどう思っているでしょうか? 一生懸命育てて子供を戦争に送る親がいるでしょうか? 皆様のお力で健二を救って下さい」。
【後藤健二さんの母@外国特派員協会~連投11】イタリア記者「日本政府に何と言いたいか?イタリア政府は身代金を払いシリアで解放してもらった」
【後藤健二さんの母@外国特派員協会~連投12】母「健二は生まれて2週間にも満たない子供を置いて友人の救出に行ったんです。どうぞイスラムの方々、日本人は好意的に接しています。海外のジャーナリストも捨身で息子のためにやっている」。
【後藤健二さんの母@外国特派員協会~連投13】 母「イスラムの方々にお願い申し上げます。後藤健二は子供や学生にものを教えることを得意としている。健二は友人を救うために(シリアに)出かけて行った。優しい子だった」。
【後藤健二さんの母@外国特派員協会~連投14】シリア記者「イスラム国(の実態を)ご存じでしょうか?」
【後藤健二さんの母@外国特派員協会~連投15】母「知らなかった」
【後藤健二さんの母@外国特派員協会~連投16】母「日本政府から(の接触)は全くない」。
【後藤健二さんの母@外国特派員協会~連投17】母「私はこの3日間、ただただ、悲しくて泣いていました。健二はいつも「戦地の子どもたちの命を救いたい」と言っていました。
【後藤健二さんの母@外国特派員協会~連投18】
日本は戦争をしないと憲法9条に誓った国です。70年間戦争をしていません。日本はイスラム諸国の敵ではなく、友好関係を保ってきました。
【後藤健二さんの母@外国特派員協会~連投19】
日本は唯一の被爆国です。アメリカによる広島と長崎への原爆投下で数十万人が亡くなりました。
【後藤健二さんの母@外国特派員協会~連投20】
あと残された時間はわずかです。日本政府の皆さん、健二の命を救って下さい。
自己責任論は、「人質を殺されてもいい。」のいいかえである。自己責任などとキレイゴトを言わず、ちゃんと、「殺されてもかまわない」と、はっきり書けよ。
自分の息子があと数時間後に、首を切られて殺されるかもしれないんだよ?
私なら、取り乱し、泣きわめき、支離滅裂なことを叫び、罵詈雑言を吐き、そして懇願し、失神すると思う。彼女はそれらの全ての思いを必死の思いで抑えて、あそこまで勇敢に、皆に分かる言葉で発言し通した。心から尊敬します。