先週に続きまして、管理職応援記事です。
==先週の掲載記事「モチベーションを見える化しよう!」はこちらです。==(↓)
【管理職が部下と会話し盛り上がるツール】モチベーションを見える化しよう! - スキー移住群馬県沼田市・シニアスキーヤー
会社組織にいますと、部下の中に人事異動で営業部門から管理部門等畑違いに移った中堅社員や今一つ伸び悩んでいる中堅社員がいることがあります。
本日はそのような中堅社員の成長を促す方法をご紹介させていただきます。
ポイントは1つの仕事で
①様々なスキルや知識が身に付く
②所属する部署の全体像や流れが分かる
③周囲とのコミュニケーションが伴う
の3つの要素を持つ仕事を指示する方法です。体験に基づいた具体例となります。参考になりましたら幸いです。
管理職が中堅部下の成長を促す具体的な方法
①企画書を作ってもらいましょう!
仕事で成果を出すには「計画策定力」、「分析力」、「判断力」、「論理的思考力」、「説明力」が必要です。企画書作成にはその全ての要素が詰っています。
企画書を作成する手順は
●提出期限までどのようなペース配分で取り組むか考える → 計画策定力
●他企業の状況、必要経費、想定リスク等を調べる → 分析力
●社会情勢、社内状況、費用対効果、所要期間等から実施方法を考える → 判断力
●自分が調べ選んだ結果をまとめ、相手に伝える → 論理的思考力・説明力
となり、成果を出す要素が揃っていることが分かります。
よって、この企画書作成を中堅社員に指示し、様々なスキル・知識習得のトレーニングを行うと、本人の成長と自信につながります。
始めは、簡単なテーマから指示し、また企画書内容の項目(例:目的、方法、費用、スケジュール等)を箇条書きしたヒントとなる書式を予め渡すと本人も作成に入り易く、スムーズに進みます。
②所属する部署の年間スケジュール表を作ってもらいましょう!
所属する部署の年間スケジュール表や月次報告書の作成は、調べる中で部署内の他のメンバーとのコミュニケーションを伴いますので部署内での融合が進み、また部署の全体像が把握できます。
こちらも本人の成長を促し自信をつける面で有効な方法です。年間スケジュール表等既存のものがある場合はメンテナンスの指示でもOKです。
現在は「叱咤激励」よりも小さな自信を積み上げていく方が本人の将来の飛躍につながると思います。「ここからまたがんばってみよう」と感じてもらう機会を提供してみてください。また、今は「仕事は盗んで学ぶもの」という時代でもないと思います。
管理職の方は、コンプライアンス、個人情報、メンタルヘルス、リスク等「管理・管理・管理」と大変だと思いますが、会社や組織、自身、部下の発展と保護のため、引き続きのご健闘を願っております。
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確かに、パワポの紙芝居のような自己満足の資料は微妙ですね。読む方も困ります。
A4、1枚にまとめて何が言いたいか、結論は何かが分かり易い資料がよいと思います。
なるほど。大変ですけど、企画書作成はいいですね~いい企画書は、人の意識変化の原点、行動起点になるはずです。
昔、パワポで分厚い企画書を提出したところ、上司から「企画書はA4で1枚で十分。今、道を歩いているお爺さんでも、理解できるように書いてこい」と叱られたことを思い出します。