新年あけましておめでとうございます。
今年も、ゆる~くですが一歩一歩進んでいこうと思います。
よろしくお願いいたします。
さて、お正月といえば、おせち料理。
茨城のお正月料理はどんなものがあるんだろう・・・?ということで調べていますが、
たとえば、
公益社団法人全国学校栄養士協議会さんのサイトで、
「地場産物を利用した行事食」の「冬の行事食」の中に、
「茨城県の1月」として「< お正月> 田楽餅(でんがくもち)」
http://www.zengakuei.or.jp/gyoji/08ibaraki/ibaraki1.html
が紹介されています。
「茨城」も広くて、どこの地区かは上記サイトでは明記されていないのですが、
「いばらきの味-郷土料理献立集 食・彩・百・景」(茨城県衛生部成人病対策課 編集・発行 1995年1月発行)
という資料に、常北町食生活改善推進員連絡会議 からの報告として、やはり「田楽餅」が紹介されています。
その中の一文に
「正月3ヶ日無病息災を祈り、田楽餅と煮豆(黒豆)、こぶ巻き、芋串、干し柿等を食するのを、慣例として今も行っています。」
とあります。
上記サイトの紹介文とかなり一致しているので、少なくとも 旧常北町(現在は城里町の一部)で伝わる料理と言えるでしょう。
さて、この「田楽餅」ももちろん興味ありますが、上記サイトの「由来」の項に、
「正月、三が日は無病息災(むびょうそくさい)を祈り、干し柿(ほしがき)・黒豆(くろまめ)・昆布巻き(こぶまき)の順に食べる慣(なら)わしがあります。福(ふく)をかき(柿)寄せる、健康で忠実 (豆)に働き、喜び(昆布(こんぶ))楽しく幸せに暮らせるようにという意味です。」
の一文に興味を惹かれました。
干し柿 → 黒豆→ 昆布巻き
の順に食べるとのこと。
左上:こぶ巻き、下:黒豆、右上:干し柿
私は寡聞にして食べる順について知りませんでした。
でも、この順番を知ったら、是非この順で食べたいですね
この順番については、全国的に言われているのか、茨城(の特にこの田楽餅を食べる地区)で言われているのか、興味あります。
ご存じの方、是非ご教示頂けると嬉しいです
ところで、上記サイトにも上記文献にも、お正月に田楽餅と芋串を一緒に食べる旨の説明もあります。
こちらも、お正月料理として作って是非食べてみたいですね
田楽餅も作ってみたら、また報告したいと思っています。
さて、もう一つの話題。
霞ヶ浦・北浦沿岸名産、わかさぎの串焼き。
焼きわかさぎは、江戸時代、麻生藩(現在の行方市麻生地区)から将軍への献上品だったそうです。
焼いてアツアツのわかさぎに醤油をちょっと垂らすと・・・もう~たまりません
郷土の食材と伝統食を感じるお正月、お住まいの土地に伝わる料理を味わうのも良いものです
(市川)