郷土食研究会 うまかっぺ!茨城 

茨城の郷土食に関するあれこれ。また、そこから、「食」だけではない、た~~~くさんの、よもやま話などなど・・・

茨城のお正月料理

2017-01-01 20:21:28 | グルメ

新年あけましておめでとうございます。

今年も、ゆる~くですが一歩一歩進んでいこうと思います。

よろしくお願いいたします。

 

さて、お正月といえば、おせち料理

 

茨城のお正月料理はどんなものがあるんだろう・・・?ということで調べていますが、

たとえば、

公益社団法人全国学校栄養士協議会さんのサイトで、

「地場産物を利用した行事食」の「冬の行事食」の中に、

茨城県の1月」として< お正月> 田楽餅(でんがくもち)

http://www.zengakuei.or.jp/gyoji/08ibaraki/ibaraki1.html

が紹介されています。

 

「茨城」も広くて、どこの地区かは上記サイトでは明記されていないのですが、

「いばらきの味-郷土料理献立集 食・彩・百・景」(茨城県衛生部成人病対策課 編集・発行 1995年1月発行)

という資料に、常北町食生活改善推進員連絡会議 からの報告として、やはり「田楽餅」が紹介されています。

その中の一文に

正月3ヶ日無病息災を祈り、田楽餅と煮豆(黒豆)、こぶ巻き、芋串、干し柿等を食するのを、慣例として今も行っています。

とあります。

上記サイトの紹介文とかなり一致しているので、少なくとも 旧常北町(現在は城里町の一部)で伝わる料理と言えるでしょう。

 

さて、この「田楽餅」ももちろん興味ありますが、上記サイトの「由来」の項に、

正月、三が日は無病息災(むびょうそくさい)を祈り、干し柿(ほしがき)・黒豆(くろまめ)・昆布巻き(こぶまき)の順に食べる慣(なら)わしがあります。福(ふく)をかき(柿)寄せる、健康で忠実 (豆)に働き、喜び(昆布(こんぶ))楽しく幸せに暮らせるようにという意味です。

の一文に興味を惹かれました。

干し柿 → 黒豆→ 昆布巻き

の順に食べるとのこと。

左上:こぶ巻き、下:黒豆、右上:干し柿

 

私は寡聞にして食べる順について知りませんでした

でも、この順番を知ったら、是非この順で食べたいですね

 

この順番については、全国的に言われているのか、茨城(の特にこの田楽餅を食べる地区)で言われているのか、興味あります。

ご存じの方、是非ご教示頂けると嬉しいです

 

ところで、上記サイトにも上記文献にも、お正月に田楽餅芋串を一緒に食べる旨の説明もあります。

こちらも、お正月料理として作って是非食べてみたいですね

田楽餅も作ってみたら、また報告したいと思っています。 

 

さて、もう一つの話題。

霞ヶ浦・北浦沿岸名産、わかさぎの串焼き

焼きわかさぎは、江戸時代、麻生藩(現在の行方市麻生地区)から将軍への献上品だったそうです

焼いてアツアツのわかさぎに醤油をちょっと垂らすと・・・もう~たまりません

 

郷土の食材と伝統食を感じるお正月、お住まいの土地に伝わる料理を味わうのも良いものです

 

(市川)

 

 

 

 

 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。