指揮者 ゲルト・アルブレヒト Gerd Albrecht 氏、、、のライヴ演奏を紹介したのですが、昨日 2014年2月2日 78歳でベルリンで亡くなられたとニュースがありました。つい 1/20 には1つの黄金時代を築いたクラウディオ・アバド氏が80歳で亡くなられ、今、NHKでは追悼番組が始まっていることろでした。
アルブレヒト指揮の演奏には ピアニッシモからフォルテシモまで エネルギッシュ かつ 個々の木管や金管や打楽器の特徴を浮かび上がられる 素晴らしい 演奏マネジメントが上手いのが特徴だと思っています。
さてさて、、
「アルブレヒトって誰だ?」とか「あまりアルブレヒトの演奏って聴いたことがない?」 が多いのではないかと思っています。
日本では読売日本交響楽団で指揮されていました。今、スレテオライブ映像を全部見ることができるのです。ただし、これは日本国だけです。他国では観れないらしいです。
モールァルト 交響曲 第40番。。。。
http://vod.ntv.co.jp/f/view/?contentsId=3799
ドボルザーク 交響曲第9番「新世界」 これは チェコフィル時代,,1995年前後に プラハでもたびたび演奏されていました。
http://vod.ntv.co.jp/f/view/?contentsId=3788
ブラームス 交響曲第4番も 2001年3月9日に 横浜みなとみらいホールでのライブですね。。。その当時、常任指揮者でした。
http://vod.ntv.co.jp/f/view/?contentsId=3778
私が中学のとき、音楽の先生に「週末のTVでアルブレヒトが指揮するカラヤンサーカス(=ベルリンフィルハーモニーホール)でのコンサートのライヴが放送されるので絶対に見ておけ」と言われ、それがきっかけになり 今でも共感を持って聴いています。
プロ写真家の木之下氏のブログに 大変 美しい写真が載っています。さすがプロの撮影ですね。カラヤン氏など専属のプロカメラマンですから。。。こうやって一般視聴者に写真をシェアして見ることができること感謝です。
http://kinoshitaakira.blog.fc2.com/blog-entry-63.html
さて、どんなライヴ演奏であったのでしょうか?! 入手できる Youtube からのFMライヴ録音を聴いてみます。
まずは 1977年ベルリンフィルハーモニーホールでのライヴ。。。ピアニッシモからフォルテシモまで、木管、金管のバランスの良いダイナミックな演奏にほれぼれしました。NHK-TVでも放送があり、その当時、同時に カラヤンサーカスも解説がありました。後日、FM放送された音源です。(※元音源は、しっかり 圧縮されていない良い音源ですが。。) ベルリン放送交響楽団が演奏し、ベルリンドイツオペラ合唱団がコーラスを担当しています。
ワーグナー 歌劇「リエンツィ」序曲: http://www.youtube.com/watch?v=pL7bPj0r8g0
ロッシーニ 歌劇「セヴィリアの理髪師」序曲: http://www.youtube.com/watch?v=es0vzB1VBxw
ロッシーニ 歌劇「シンデレラ」よりアリア アグネス・ヴァルツァ: http://www.youtube.com/watch?v=O0wD6QUgQiQ
すばらしい演奏だと今でも思っています。市販CD化されていないライヴです。もったいないな~。
今となっては何回聴いても名演だと思っています。以下に全曲を入れておきました。これらのライヴはベルリン電波展覧会記念コンサートという演奏会です。ニコライ・ゲッタ が歌った フェデリコの嘆きなどの曲も含まれています。何と言っても その前に来日しているベルリンドイツオペラ合唱団がコーラスとなっているライヴでした。召使いの合唱は圧巻です。
http://www.youtube.com/watch?v=FvOY7yjorKQ
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団でも指揮を振っています。
1977年ザルツブルク音楽祭 祝祭大劇場で演奏したライブです。Youtubeにはやや悪い音ですが、元音源はしっかり 良い音です。(貴重な音源なので、すみません。)
フィナーレでは WPhのティンパニーの皮が弾ける迫力ある音でクライマックスとなります。
http://www.youtube.com/watch?v=XVsLLu_eXEw
その後、チェコフィルでも指揮をしていました。チェコでのジルベスターコンサートなど、、誰も演奏しないような吹奏楽でポピュラーな曲を取り上げたり、非常にユニークなプログラムでした。その中でも フルート曲で珍しい1曲がこれです。
ネドバル: チンゲールのワルツ (Fl) レドミール ピヴォダ 1995年 12月 31日 ドヴォルザークホール でのライヴです。
http://www.youtube.com/watch?v=X9RtrhpxpRE
恐らくですが カラヤンにも認められんだろうと思います。
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の演奏会(1988年4月15日) フィルハーモニーホールで指揮しています。その2週間後にカラヤン・ベルリンフィルの来日がありました。
ドボルザーク 交響曲第7番です。
http://www.youtube.com/watch?v=l1tFKB2D1w4
日本では読売日本交響楽団でも1997年から指揮をしていました。
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ドイツ出身で読売日本交響楽団の元常任指揮者、ゲルト・アルブレヒトさんが2日(現地時間)、病気のためベルリンで死去した。78歳。1957年にブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。ドイツ・ハンブルク州立歌劇場の音楽監督やチェコ・フィルの首席指揮者などを務めた。1998年から2007年、読響の常任指揮者を務め、ワーグナーのオペラや日本人の若手作曲家の作品を積極的に取り上げるなど活躍した。退任後、読響の桂冠指揮者となった。近年ブザンソン指揮者コンクールでの審査員をされていた。
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合掌
以上