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ニッポンものづくりの陥落 by ICT総研

ニッポンものづくりの真骨頂は、プロセスエンジニアリングの作り込みにある。だが、液晶・半導体では、プロセスエンジニアリングのノウハウが、デバイスメーカーから製造装置メーカーへ吸い上げられた。

結果、中韓台メーカーは、製造装置さえ導入すれば、容易に日系デバイスメーカーに追いつけるようになった。液晶では日系は壊滅した。半導体メモリも同じような運命をたどるだろう。

製造装置市場は、日欧米のメーカーが生き残っている数少ない製造セクターだ。米アプライドマテリアル、蘭ASML……

東京エレクトロンは、営業利益率20%超。リセッションがどんなに激烈であろうが、研究開発・設備投資を継続している。

装置を納入した顧客の日系デバイスメーカーが、苦境に陥るのを目の当たりにし、技術イノベーションを止めることは死を意味すると身をもって悟ったのだと思う。

電子電機では、製造装置産業が日本にとって、最後の砦といえる。

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