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国産ベンダーに欠けているもの

NECは、ヨーロッパのPC事業から撤退すると発表した。背景にあるのは、HP、デルといったワールドワイドベンダーとの競合激化である。もともとPCやサーバーの販売台数の桁がひとつもふたつもちがうこれらのベンダーと競争できる環境にない。当然とはいえ、予想された結果だ。

NECは、1995年にパッカードベルに出資し、2000年には米事業から撤退。2006年には、ヨーロッパ個人向けPC事業、そして今回ヨーロッパ法人向けPC事業からそれぞれ撤退する。

国内IT市場は、海外に比べ市場成長率が低い。海外からの撤退は、成長を断念することを意味する。

IBMは、2004年、PC事業から撤退し、成功裏にレノボに事業売却した。先をみる目があったなあといまさらながら感心する。

それから4年。IT業界にあって、この歳月は短いものではない。

辛抱とあきらめ。勇気をもって踏み出すのは、自らのためだ。
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