ベンチャーが成功するのは、多くの場合、思いもしなかった市場において、思いもしなかった顧客が、思いもしなかった目的のために買ってくれることによる。
この事実を認識し、予期せぬ市場を利用できるよう自らを組織しておかないかぎり、すなわち、あくまでも市場志向、市場中心でないかぎり、ベンチャーは競争相手のために機会をつくっただけに終わる。
ベンチャーは、自らの製品やサービスが、思いもしなかった市場において、思いもしなかった使われ方のために、思いもしなかった顧客によって買われるとの前提でスタートしなければならない。
市場志向でなければ、生み出すものは競争相手のための市場となる。
:「イノベーションと企業家精神」
子供はほっておくと何をしでかすかわからない。
大人はほっておくと何もしなくなる。
犯罪じゃなければ何をしでかすかわからない大人は魅力的である。
思いもしなかったことをする子供は面倒でもあり、面白く魅力的でもある。
思いもしなかったことをする大人も同じである。