ハーバード大学のロバート・カッツは、マネージャに求められる能力として、テクニカル・スキル、コンセプチュアル・スキル、ヒューマン・スキルを提唱した。
コンセプチュアル・スキルは概念化能力とも言われ、抽象的な考えや物事の大枠を理解する力を指す。具体的には論理思考力、問題解決力、応用力などが挙げられる。
コンセプチュアル・スキルはより上位のマネージャになるほど必要であると考えられている。
:MBA用語集
であるならば、ドラッカーはコンセプチュアル・スキルの大家である。
さらに、コンセプチュアル・スキルを高める中にヒューマン・スキルの要素を含んでいる。
より上位のマネージャになるほど、ドラッカーを学ぶべき理由がここにある。
テクニカル・スキル、コンセプチュアル・スキル、ヒューマン・スキルとスキルを高めて行くことが学ぶということかもしれない。
そして現代社会において、マネジメントがうまく機能している組織においては、多くの従業員が高いヒューマン・スキルを持ち、上位のマネージャは高いコンセプチュアル・スキルを活用し、個々の従業員が高いテクニカル・スキルを活用している。
逆に言えば、高いヒューマン・スキルを持つ社員で構成され、高いテクニカル・スキルを活用している従業員層と高いコンセプチュアル・スキルを活用しているマネージャ層からなる組織がマネジメントを機能させ、高い成果を上げるということである。
テクニカル・スキルとコンセプチュアル・スキルは活用しなければ意味はなく、ヒューマン・スキルは保有することに意味がある。
ということは、テクニカル・スキルとコンセプチュアル・スキルを活用しながら、ヒューマン・スキルを身に着けることが有意義な人生なのかもしれない。
また、強味はテクニカル・スキルとコンセプチュアル・スキルに分けて考えると良いかもしれない。
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