活動に携わった実感として、地域のネットワークを強固にするためには、「アウトリーチ」が大切ですー壮年はそう繰り返した。
アウトリーチとは、福祉分野の用語で、英語で「手を差し伸べる」の意味。
従来の福祉は、援助を求めてきた人に対する「申請主義」が中心だった。
それに対しアウトリーチは、自分が支援の必要な状態だと自覚していな人、支援を受ける方法が分からない人の所へ、援助者のほうが直接出向いて、手を差し伸べる在り方を指す。
災害時においても、こうした姿勢が何より必要だろう。
ただし、押しつけと受け取られないよう、「被災者の視点」を見失ってはなるまい。
時には、じっと見守ることが、被災者の安心になる場合もある。
先の壮年も、常に心掛けたのは「相手の側に立つ」ことだという。
:名字の言
最近の「名言」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2008年
人気記事