今社会は精神的な価値への回帰を必要としている。
物質的な世界を補うためではなく、物質的な世界に意味を与えるために必要としている。
全人類への実現は遠い先のことにしても、物質的な豊かさの実現がやがて可能となることはすでに明らかである。
しかし、人は精神的な価値への回帰を必要とする。
人は愛を必要とする。
:「変貌する産業社会」
欲は人間のエネルギーであり、無くなることはない。
あらゆるものが手に入ったとしても無くなることはない。
そもそもあらゆるものは手に入らない。
それぞれ手に入れるのが得意なものもあれば苦手なものもある。
自らの強みを生かして、手に入れたいものを手に入れればいい。
しかし、人が愛を必要とするのであれば、最初から愛を手に入れるように行動した方がよい。
そもそも愛とは何か、どのようにして手に入れることができるのか?
少なくても愛は手に入れるものではなく感じるものである。
他者との関係(人間力:ジンカンリョク)との間に感じるものであることは間違いない。
ただし、愛は状態であり、保存も保管も見る事さえできない。
人は愛を感じることができる状態を必要とする。
二人の人間による特定の愛もあるが、人間力(ジンカンリョク)を機能させることによる不特定の愛もある?
どちらの愛も幸せを感じることができる。