皆様こんばんは。
湘南ひらつか囲碁まつりは無事開催されました。
今回もとても楽しいイベントになったと思います。
これを機に、囲碁界に様々なイベントが戻ってくると良いですね。
さて、本日は名人戦第5局の1日目が行われました。
芝野虎丸挑戦者が3勝目を上げており、井山裕太名人が窮地に立たされています。
1図(打ち掛け局面)
右辺で意外な進行になりました。
普通なら右辺が白地になり、その代償に黒が外勢を築く分かれになるところです。
ところが、実戦は白が黒×を取って外勢を築き、その代償に白×を捨てる分かれになりました。
思い切った作戦ですが、ほとんどのプロが黒を持ちたい分かれでしょう。
あるいは、井山名人に何か誤算があったのかとも思ってしまいますが、どうでしょうか。
さて、井山名人が白△と打ったところで打ち掛けとなりました。
次の黒の手が封じ手です。
白×はまだ取りきれていないので、何か手入れをするでしょう。
分かりやすいテーマなので、封じ手予想としては比較的簡単な部類ですが、それでも選択肢はいくつかあります。
2図(封じ手予想)
黒△を予想します。
この手を打つ前に黒A、白Bを交換することも考えられますが、単に黒△と打つ方がなんとなく美しく感じます。
明日は白が下辺に打ち込んでいく展開になるでしょう。
その戦いでどちらがポイントを上げるでしょうか。
対局の模様については、ネット対局「幽玄の間」や朝日新聞の「囲碁将棋TV」などをご覧ください。
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