皆様こんばんは。
まずはお知らせです。
著書「やさしく語る 碁の本質」が、増刷されました!
書店等で、順次補充されていくと思います。
まだお手元に無い方は、ぜひお買い求めください。
さて、本日のテーマは目的です。
着手を決める際には、目的を持っておく事が大切です。
相手に打たれると、反射的に対応してしまう方が多いですが、自分が何をするべきなのかを考えておかなければいけません。
これができるかどうかで、碁の流れは大きく変わって来るのです。
1図(テーマ図)
6子局です。
黒1に白2と受けた場面です。
次に黒、どうしますか?
2図(実戦)
実戦は、黒1、3と割りツギました。
反射的にこう打ってしまう方が、非常に多いですね。
黒5まで、自然な流れに見えるかもしれません。
しかし・・・。
3図(実戦)
下辺の白は、既に生きています。
そこで、白1、3と、大場に先行しました。
白11まで、右辺を荒らす事に成功しています。
こうなってみると、黒が得た物は何か?という疑問が湧いて来ますね。
カス石を助けて、大勢を失ってしまったのです。
4図(正解)
下辺の白は、既に生きています。
ですから、そこに向かって力を蓄えても意味がありません。
黒1、3などと打っておいて、後はここは見ないで他の大場に先行すべき所です。
黒△が心配になるかもしれませんが・・・。
5図(実戦)
白1、3と打って来ても、相手にせず、他の大場に向かってしまえば良いのです。
白は生きている石から、僅かに地を増やしたに過ぎず、黒4となっては黒の優位が拡大しました。
このように問題にすると、正解される方が多いかもしれません。
しかし、実際に打っていると、2図のように反射的に黒石を助けてしまう方が多いのです。
石を助ける事によって、どんな良い事があるのか?
そういった考え方ができるようになれば、カス石に惑わされる事は無くなるでしょう。
まずはお知らせです。
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さて、本日のテーマは目的です。
着手を決める際には、目的を持っておく事が大切です。
相手に打たれると、反射的に対応してしまう方が多いですが、自分が何をするべきなのかを考えておかなければいけません。
これができるかどうかで、碁の流れは大きく変わって来るのです。
1図(テーマ図)
6子局です。
黒1に白2と受けた場面です。
次に黒、どうしますか?
2図(実戦)
実戦は、黒1、3と割りツギました。
反射的にこう打ってしまう方が、非常に多いですね。
黒5まで、自然な流れに見えるかもしれません。
しかし・・・。
3図(実戦)
下辺の白は、既に生きています。
そこで、白1、3と、大場に先行しました。
白11まで、右辺を荒らす事に成功しています。
こうなってみると、黒が得た物は何か?という疑問が湧いて来ますね。
カス石を助けて、大勢を失ってしまったのです。
4図(正解)
下辺の白は、既に生きています。
ですから、そこに向かって力を蓄えても意味がありません。
黒1、3などと打っておいて、後はここは見ないで他の大場に先行すべき所です。
黒△が心配になるかもしれませんが・・・。
5図(実戦)
白1、3と打って来ても、相手にせず、他の大場に向かってしまえば良いのです。
白は生きている石から、僅かに地を増やしたに過ぎず、黒4となっては黒の優位が拡大しました。
このように問題にすると、正解される方が多いかもしれません。
しかし、実際に打っていると、2図のように反射的に黒石を助けてしまう方が多いのです。
石を助ける事によって、どんな良い事があるのか?
そういった考え方ができるようになれば、カス石に惑わされる事は無くなるでしょう。