皆様こんばんは。
本日は囲碁サロン尾越を訪問しました。
昨年対局を引退した尾越一郎九段は棋士としては勿論ですが、中央大学の大先輩でもあります。
その尾越九段が釧路に移住して囲碁サロンを開いたと聞き、馳せ参じた次第です。
イトーヨーカドー内という斬新な立地、お客さんの入りも上々のようです。
本日は私の訪問に合わせてイベントを企画して頂き、公開対局と指導碁を行いました。
公開対局の3子局は、絶好調に打ち進めていた黒が種石を取られる大ポカ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
無念の敗戦となりました。
指導碁の方は、全部で19局打ったそうです!
自分では何局打ったかわからないぐらいの大盛況でした。
皆さんとても碁が好きなようです。
初級者から県代表クラスまで、棋力に関わらず楽しまれている印象でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/e5/b5266ab25eaeb135552639cbfa4e8b29.jpg)
本日の題材は、指導碁の中の1局から選びました。
3子局、白△と出られた所です。
次の手は反射的に打ってしまいそうですが、白の狙いを考えてみましょう。
なぜわざわざ切れない所を出て来たのでしょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/3f/785b504f33836cbc232ff4b80c0ba154.jpg)
中央の白が心配なため、白1と渡る手が非常に大きい所です。
しかしすぐに渡ると後手になります。
白3と切っても黒6まで何事もありません。
白Aの両当たりが気になるかもしれませんが、右の3子は取っても地がたった6目増えるだけのカス石です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/ec/c99a2f355dc4c62907cd0000be3caaac.jpg)
そこで先に白1と出て、黒2を待って白3と渡るのが手順です。
今度はダメが詰まったため、白5の切りが成立します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/f2/05b7a74ad2a738dd0577f0862f124254.jpg)
切られると困るので黒1ですが、白先手が取れました。
そして白2が強烈です。
この手は右辺白2子の救出と右下一帯の黒大石を両睨みにしています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/c1/f014aaeca2946ce62bc169bff91bc806.jpg)
黒1と受ければ、白2、4と黒を割いて白AとBが見合いです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/0e/bc487a843b54b91e8b85ddb24d579788.jpg)
黒1と大石を繋がれば、右辺白が復活します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/6b/323479c7ef5c85ea908ff147fad5f43f.jpg)
実戦は黒1と1子取ろうとしましたが、白2、4と打たれると黒5と逃げるしかありません。
白6となって右辺の黒が逆に取られてしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/e5/b5266ab25eaeb135552639cbfa4e8b29.jpg)
それではテーマ図に戻ってみましょう。
これまでの図を踏まえて、白△の出に対して黒はどう打つべきでしょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/f8/ea929655b7b200b8a62f6ab88b0db2eb.jpg)
相手をせずに黒1と右辺を守るのが正解です。
ダメが詰まっていないので白2は成立しません。
カス石の3子を助けるか助けないかで、天と地の差が生じました。
私の経験上、テーマ図白△と出られると大半のアマの方は3子を助けてしまいます。
しかしダメ詰まりは恐ろしく、石が取られる原因の最上位です。
石が取られたり苦しんだりが多い方は、ダメ詰まりを作る癖が付いていないか確認してみましょう。
本日は囲碁サロン尾越を訪問しました。
昨年対局を引退した尾越一郎九段は棋士としては勿論ですが、中央大学の大先輩でもあります。
その尾越九段が釧路に移住して囲碁サロンを開いたと聞き、馳せ参じた次第です。
イトーヨーカドー内という斬新な立地、お客さんの入りも上々のようです。
本日は私の訪問に合わせてイベントを企画して頂き、公開対局と指導碁を行いました。
公開対局の3子局は、絶好調に打ち進めていた黒が種石を取られる大ポカ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
無念の敗戦となりました。
指導碁の方は、全部で19局打ったそうです!
自分では何局打ったかわからないぐらいの大盛況でした。
皆さんとても碁が好きなようです。
初級者から県代表クラスまで、棋力に関わらず楽しまれている印象でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/e5/b5266ab25eaeb135552639cbfa4e8b29.jpg)
本日の題材は、指導碁の中の1局から選びました。
3子局、白△と出られた所です。
次の手は反射的に打ってしまいそうですが、白の狙いを考えてみましょう。
なぜわざわざ切れない所を出て来たのでしょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/3f/785b504f33836cbc232ff4b80c0ba154.jpg)
中央の白が心配なため、白1と渡る手が非常に大きい所です。
しかしすぐに渡ると後手になります。
白3と切っても黒6まで何事もありません。
白Aの両当たりが気になるかもしれませんが、右の3子は取っても地がたった6目増えるだけのカス石です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/ec/c99a2f355dc4c62907cd0000be3caaac.jpg)
そこで先に白1と出て、黒2を待って白3と渡るのが手順です。
今度はダメが詰まったため、白5の切りが成立します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/f2/05b7a74ad2a738dd0577f0862f124254.jpg)
切られると困るので黒1ですが、白先手が取れました。
そして白2が強烈です。
この手は右辺白2子の救出と右下一帯の黒大石を両睨みにしています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/c1/f014aaeca2946ce62bc169bff91bc806.jpg)
黒1と受ければ、白2、4と黒を割いて白AとBが見合いです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/0e/bc487a843b54b91e8b85ddb24d579788.jpg)
黒1と大石を繋がれば、右辺白が復活します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/6b/323479c7ef5c85ea908ff147fad5f43f.jpg)
実戦は黒1と1子取ろうとしましたが、白2、4と打たれると黒5と逃げるしかありません。
白6となって右辺の黒が逆に取られてしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/e5/b5266ab25eaeb135552639cbfa4e8b29.jpg)
それではテーマ図に戻ってみましょう。
これまでの図を踏まえて、白△の出に対して黒はどう打つべきでしょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/f8/ea929655b7b200b8a62f6ab88b0db2eb.jpg)
相手をせずに黒1と右辺を守るのが正解です。
ダメが詰まっていないので白2は成立しません。
カス石の3子を助けるか助けないかで、天と地の差が生じました。
私の経験上、テーマ図白△と出られると大半のアマの方は3子を助けてしまいます。
しかしダメ詰まりは恐ろしく、石が取られる原因の最上位です。
石が取られたり苦しんだりが多い方は、ダメ詰まりを作る癖が付いていないか確認してみましょう。